じっくり丁寧なプライベートレッスンで、禅タロットの「自己流」リーディングから卒業しませんか?

久しぶりの禅タロット対面クラス

先日、実に7ヶ月半ぶりの「対面」禅タロットクラスを開講しました。ということは、つまり今年初でもあったのね……年明けは冬季ということもありオンラインでの受講ばかりで、そうこうするうちにCOVID-19で対面営業自粛に入ったものだから、びっくりするくらい久しぶりの対面開催だったのでした。

決して広いとは言えないサロンスペースゆえ、当面は「密」になるのを避けるためマンツーマンでやっていこうと思っていましたので、今回は特に告知することなく開催しました。「お仲間」がいないのを寂しく感じられるかたには申し訳ありませんが、1対1ならではのきめ細かいフォローが出来るので「じっくり丁寧に伝えたい」派のわたしとしては、とても楽しくレクチャーさせてもらっています。

最近は、禅タロット以外のタロット(ライダーウエイト、トート、マルセイユなど)に既に親しんでおられるかたが「新たなツール」として学びたいとお申し込みになるケースが増えてきています。もしくは「以前から持っているけど、自己流だと今イチ読み取れない」と、めっちゃ使い込まれた禅タロットを持参されるかたも。

もちろん、どちらのケースも大歓迎ですし、禅タロットを含むタロット全般になじみはないけど直感でピンと来ちゃった!というかたも大喜びでお待ちしております。つまり全方向にウエルカムなのです。だってこの「絶対外さない」頼れるカードの魅力をお伝えしたくて仕方ないから!!

今回いらしたかたは「たまたま検索してたらブログを見つけて」しばらく読んでくださっていて「面白かったから」申し込んでくださったそうです。正直言うと、このパターン、むちゃくちゃ多いです。禅タロットに限らず。笑

禅タロットは分厚い解説書もありますし、カードの意味だけならそれで《ほぼ》事足ります。ただ、実際にカードを引く時の「尋ね方」や、テーマによっては一部のカードの解釈に苦戦する人が多いようです。よく質問されるのが、

● 恋愛関係以外のテーマで【THE LOVERS】が出た時
● ポジティブなカードが「問題」の位置に出た時
● ネガティブなカードが「解決」の位置に出た時
●【SUCCESS】や【MATURITY】が出ているが実感がない
●【WE ARE THE WORLD】ってつまりどういうこと?

あたりですかね。また、意味を「勘違い」されやすいカードTOP3を挙げるなら、

●【CHANGE】で「変化」するもの
●【INTENSITY】の「激しさ」の意味
●【雲のスート】全般──シリアスに捉え過ぎ!

って感じです。最後のは「その反応が《まさに雲》なんやでー」と申し上げたい。笑

禅タロットは、人生の軌道修正ツールとして本当に頼りになりますが、それは適切なリーディングがあってこそ。もし「持っているけど、今イチ使いこなせていない」と感じているなら、ぜひパート1だけでもお越しくださいな。

なお禅タロットおよび現代数秘、ピュタゴラスチャートの「受講生グループ」をFacebook上で運営しています。アカウントお持ちのかたには受講後にご招待していますが、以前お持ちでなく、その後取得されたかたがいらしたら、ぜひご連絡くださいね。
質疑応答はもちろん、リーディングに活かせるノウハウのシェアや練習問題、格安のオンライングループレッスン(60分1,500円!)もご利用いただけます。マンツーマンで受講した人も、ここで「お仲間」と交流できますよ。グループへの参加は、もちろん無料です。

だからわたしは、安心して「待つ」ことが出来ました。

アマビエと禅タロット:忍耐

「あとは待つしかない、という時があります」──このフレーズで始まる、OSHO禅タロット【PATIENCE:忍耐】の解説。わたしはこのカードが出ると、いつもホッとして肩の力が抜けます。

ここ3年ほど春と秋の年二回、かかさず開いてきた合同主催のワークショップがあるんですが、COVID-19で延期→プログラムの見直し→また延期→再度見直し→いやこれどうなん?と煮詰まってしまい……せっかくここまで続けてきたけど、今回はもう難しいかなあ。いいアイデアも浮かばないし。と、実は半ば諦めかけてたんですよね。

とはいえ、やっぱり気心知れた仲間とのコラボ、どんな形であれ続けていきたい!そのためにわたしが今、出来ることは何だろう?

──で、引いてみたんです。「絶対外さない」と信頼している禅タロットを、4枚引きと5枚引きで。そうしたら両方のスプレッドに【PATIENCE:忍耐】が出たんですねえ。

それで「あ、うん、分かった。待つ。」と、気持ちがすーーっと落ち着きました。

数日後のオンライン・ミーティングに臨むまで、WSのことはあえて「脇に置いて」おいたんですが、打ち合わせが始まってすぐ、これまでの煮詰まり具合がウソのように、すらすらすら〜っと企画がまとまっちゃいました!

それは当初とはぜーんぜん違う切り口で、それでいてこれまで出たどのアイデアよりしっくりくる展開で、これ絶対面白いヤツやん!と全員が手応えを感じるプログラムが出来上がったんです。あっさりと。

もし煮詰まった状態のまま、無理に「何とかやれそうなこと」をゴリ押ししてたら、ビミョーな空気の中で結局は形にならずに中止してたかも。そう思うと、あの時カードを引いて、自分の中を落ち着かせておいて良かったなあ。オレGJ!笑

このWSについての詳細は、近々お知らせできる予定です。薄々お気づきのかたもいらっしゃるかと思いますが、占星術:小泉マーリスーパー・オーガナイザー:みつやまかよひろかものトリオ企画ですよー!そして今回はわたくし【禅タロット担当】で参画いたします!!楽しみにお待ちくださいねー

WSは8/9(日)10:00-12:30、初のオンライン開催です。withコロナの時代を生き抜くために《水星+土星を賢く使う》ためのWS、お一人ずつカードを引いていただこうと思ってるので、アットホームな【定員12名】を予定。募集開始までしばしお待ちを!いたしました!詳しくはこちら

お知らせ:11(土)も念のため「オンラインのみ」営業します

もりやま芦刈園の紫陽花

この度の大雨で被害に遭われました方々には、心よりお見舞い申し上げます。どうかこれ以上の被害が出ませんよう祈ります。

天候による交通機関の乱れが予測されることもあり、安全のため7/11(土)もオンラインメニューのみの営業といたします。12(日)以降につきましては、また改めてお知らせしますね。

皆さま、引き続きご安全にお過ごしください。

2020年7月は4の年・2の月、《3Dブロック》にまずはYESと言ってみよう。

本当は何を望んでるの?

先月からようやく「世の中が再び動き始めた感」出てきたーと思ってたのに、やっぱりまだまだ「様子見」モードが継続中。4の年も2(2+0+2+0+7=11/2)の月も主体的にガシガシ動くようなエネルギーではないので、お尻が重くなりがちかもですね。

こういう時は無理にアクティブ!に振る舞おうとしても空回りになるので、むしろじっくりと「で、正直(4)どうなのよ?」と自分自身とのコミュニケーション(2)を深める時間を取るのもオススメです。ちょうど明日は七夕ですし「お願い事」を吟味するには良いタイミングですよね。

何が「ブロック」になっているのかを知りたければ、試しに「願ってみる」といい。

わたしたちの現実は、自分が信じるものによって作り出されている──だとしたらシンプルに「欲しい現実」を念じればいい。引き寄せの法則、すばらしい! 人生は思うまま! マーヴェラース!!

……とならないのは、何故でしょう? あなたの願望実現を《ブロック》する何かが、潜在意識に潜んでいるんでしょうか?

一時期「お金のブロックを外すセミナー」とか流行っていましたが、別にセミナーに行かなくても、お金じゃなくても、実はあなたの《ブロック》の正体は簡単に分かります。何でも良いので、あなたが「ずっと望んでいるけれど実現しない願い」を思い浮かべてみてくださいな。

・・・

はい、その瞬間みぞおち辺りからぐうっと頭をもたげた「苦み」や「痛み」あるいは「鈍い重苦しさ」が、あなたの《ブロック》です。同時に脳内イメージや独り言のような形でも出てきたかもしれません。

「でも」「だって」「どうせ」

の3Dブロック。楽しくないからすぐ「見なかったことにする」人、さらに後追いして「叶わない理由」をより強固にインプットする人、いやダメダメ!もっと「ポジティブに」イメージしなおさなきゃ、とがんばっちゃう人。どのタイプにも共通なのは、

結局《ブロック》に意識持っていかれてもーてるやん。という……自我って本当、愛おしいよねっ。笑

もしわたしたちが、今浮かぶ思いに「本当の願い」とか「ブロック」などとレッテルを貼らずに、ただ【YES:そうだよね、と言う】時、何が起きると思いますか?

4の年・2の月のエネルギーは、わたしたちに「あるがままを受け入れる(2)」ことで「くつろぐこと(4)」に気づかせてくれます。

シンプルに「そうだよね」と同意した時、わたしたちは必要のない緊張(過剰な4)から解き放たれ、本来のスペースを取り戻します。そうして改めて、それが《ブロック》になりうるのかどうか、あるいはそもそも本当に《望んでいる》のか、実は別のことを求めていたのか等々を、落ち着いて自分自身と検証できると思うんですね。

あなたのみぞおちがホッコリとゆるみ、ポカポカとあったかくなれば、その時浮かんでいるアイデアが今の《本当の願い》です。何であれ、あなたが放つ思いに現実が従うなら、心地良いほうを意図してみませんか?

自分の「感じ」に自信が持てない……という人には、オーラソーマ®もしくはシンボリックモデリングの個人セッションがお勧めです。体感とマインドのヘルシーな協力関係を、結び直してみませんか?

あなたの「天才の芽」の育て方

しばらく間が空いちゃってスミマセン。前回の「あなたの『天才』の見つけ方」おかげさまで沢山のかたに読んでいただき、コメントやセッションのご用命をいただきました。ありがとうございました。

さて今回は、せっかく見つけた「天才の芽」を「能力」と呼べるものに育てるコツを書いていきますね。「能力=何かが出来るチカラ」なので、実は「芽」の時点で既にそれは「能力」と言っていいんですが、もうちょっと【喜ばしい何か】に成長させるイメージで。

この【喜ばしい】というフレーズが、あなたの道を照らす灯りになります。

あなたがリストアップした「天才の芽」、それ単体ではあまり役に立たないような、大したことがないと思えるような「苦にならずに続けられる」こと。それらを一枚の紙にまとめて書くか、一つずつカードやフセンに書くかして「目に見える形」にしてください。紙に書く時は、周りに十分な余白をとっておいてくださいね。

それらの「芽」をじーーっと見つめながら、全部でなくてもいいので「誰かを喜ばせるのに使えないかな?」と考えてみてほしいのです。一つの芽だけでもいいし、いくつか組み合わせてもいいです。同じ芽を別の誰かのためや、別の喜ばせる何かのために使っても、もちろんオッケー。とにかく【誰かを喜ばせる】という目的と、あなたが【無理なく出来ること】を気楽にリンクさせてみましょう。思いついたアイデアは、紙の余白やフセンに書き込んでいきます。

この時点で「既にやっていること」も沢山出てくると思いますよ。「そう言えば、やたら喜ばれたことあったなあ……全然大したことしてないんだけど」と思い当たる人は、それこそがあなたの「天賦の才能」なのだと自覚してくださいね。笑

もし「やったことがない」アイデアを思いついた人は──素晴らしい!それこそ《本体》からのガイダンスです。ぜひ試してみてください。既に体験済みのアイデアももちろん、また何度でもやってみましょう。ここでの大事なポイントは、

実際にやってみる時は「誰か」ではなく「あの人を」喜ばせよう!

つまりフワッとした「誰か」じゃなくて、あなたのその【無理なく出来ること】を【喜ばしい】と思ってくれる「あの人」でないと、せっかく出た芽も育ちにくいんです。この「あの人」に、あなたがまだ出会ってない場合もあります。アタリをつけて探しに行ってもいいし、向こうに見つけてもらえるような「合図」を出し続けて待つ、という方法もあるんだけど……

実は「まだ見ぬあの人」との出会いを早める、とっておきの方法があります。なんか恋愛のおまじないグッズの広告みたいですが。笑

最初に「意図」する。そしていろんな人に会って、話す。

何を「意図」するかで、出会う人が変わります。「わたしのコレとアレを喜んでくれる人と出会いたい!」というように、明確に意図してくださいね。そしてこの時に、必ず【あなたが出来ることで、相手を喜ばせる】というスタンスを守ること。一方的に「教えて教えて」はダメです。相手を喜ばせるより「認めてもらう」とか「お金になる」といったリターンにフォーカスしても、うまく行かないですよー

これ別に精神性がどうとかって話ではなくて、物事が広がって豊かになる仕組み自体がそうなってますねん、というだけで。数秘だと「8だよね。」の一言で終わるんで便利。チャートに8のあるなし関係なく、シンボルの意味を理解している人なら「豊かになる仕組み」は使えます。

そして意図がハッキリすればするほど、求めるものに繋がる出会いが、まるで魔法のようなタイミングで訪れます。本当に。いきなり「その人」に出会えなくても、繋がる人やヒントをくれる人に絶対出会います。だからすぐに結果を求めずに、流れを信頼して動いてみてください。

SNSでつぶやくのも悪くないけれど、つぶやく前に「声に出してみる」のをお勧めします。実際にコトバが自分のノドを通った瞬間「あれ、なんか違うかも?」とか「そうそう、これ!」といった直感的な感覚がやってきます。「なんか違う」コトバは「なんか違う」出会いを引き寄せるので、気をつけてくださいね。

相手の喜びと自分の喜びが重なった時、あなたの「天才の芽」はスクスク育ちます。

どちらか一方だけだと「空回り」するので、前に進めません。この【双方が喜ばしい】という視点が、これまた数秘でいう「2の時代」ならではだなーと、マニアックな実感を深めております。2020年、ダブルの2。ついでにこの7月は、2+0+2+0+7=11/2で「2の月」なんですなあ(これについては別記事で書きますね)。

そうそう、どうせなら「天才の芽を見つける」作業や「それを組み合わせるアイデア出し」も、一人ではなく「いろんな人」とやってみると面白いですよ。グループでやるのも楽しそう。そういうWSやろうかな? リクエストあればぜひお寄せくださいねー

WSの開催が待てない、いきなり大勢はちょっと……という人は、個人セッションでどうぞ。対面・オンラインどちらでもOK。たっぷりアイデアが出せる60分コースがお勧めです。

あなたの「天才」の見つけ方

あなたは何の「天才」?

先日「幸せな人ほど成功する」らしいでーという話を書きましたが、そのきっかけとなった《ポジティブ心理学》つながりで、また面白い本を見つけましてね。笑

仏教と科学が発見した『幸せの法則』: 『心』と『私』のメカニズムを解き明かす/アルボムッレ・スマナサーラ+前野隆司 共著」っていう、日本テーラワーダ仏教協会の長老と、ポジティブ心理学をベースとした「幸福学」の教授との対談をまとめた本で、脳科学者の茂木健一郎さんや池谷裕二さんご推薦。このスマナサーラ長老がですねえ、キレッキレのパワーワード連発で(笑)まーー面白かったです。

例えば「能力」についての下りを少し引用すると、

人間は、能力がないものに未練を感じるのです。能力があるものは、目を閉じていてもできます。だから、あまり大胆な道とは感じないのです。でも残念ながら、それが自分の道なのです。(中略)本人はそれを単純な仕事だと思うかもしれませんが、そうではないのです。(中略)簡単にできるから、おもしろくないだけです。

ちょ、長老ーー!ミもフタもないっすな。笑

もちろん実際には「目を閉じていてもできる」ってことはないのでしょうが、それくらい当人にとっては「簡単に出来ること」で、それゆえ「能力」とも思ってない。大したことないわーというもの=その人の天分、というわけですね。むー。

もしあなたが「自分には何の才能もない。まして何かの『天才』である可能性なんて万に一つも思いつかんわ」《信じて》いるなら、あなたの現実は高確率で「その通り」になるでしょう。

でもね、長老は決してあなたに「大した能力がない」とは1ミリもおっしゃってないんですよ。「それが自分の道」つまり、あなたが「無理なく天才になれる道」なのだと言っても、わたしは言い過ぎじゃないと本気で思ってます。「自分の道」とは、あなたにとって目を閉じていても歩けるほど、ストレスのない道。仮に時間や手間が掛かっても、苦にならない道。その道で認められ、高く評価されるのも不思議じゃないでしょう?

もしあなたが自分の能力を「大したことない」と感じているなら、「3次元限定ビジョン」で自分を過小評価しているからかもしれないし、ひょっとしたらまだ見つけてないのかもしれない。自覚しないと、才能を伸ばすも活かすも出来やしませんからねー。まずそこからだ!

あなたの「天才の芽」を見つけるには、とにかく「狭い範囲でラベリングしない」のがミソです。なるべくシンプルで単純なアクションで表します。「絵を描く」とか「何かを調べる」とか「知らないところを歩き回る」とか。そして好きとか得意とかより【苦にならない】とか【何時間でも続けられる】ことが大事。

まずは「それ」を探しましょう。今はワクワクしなくても、確かにこれなら無理なく出来るわーというものを見つけましょう。もし、自力で見つけるのが難しかったら、お手伝いします。今月末まで、オンラインセッションがお得なのをお忘れですか?笑

ちなみに……わたしの「芽」は「文字を読む」「色の組み合わせを考える」「分かるまで調べる」「分かったことを誰かに話す」「頭の中で思い浮かべる」「ぼーっとする」「一人で過ごす」……とかですかねえ。多分まだ出てくると思いますが、どれも単体では「で?」っていうヤツばっかりですよ。そういうのを何個でも見つけてみてください。

こうした「芽」を「能力」と呼べるものに発展させ、さらに「あなた独自のスタイル」に成熟させていくには、コツがあります。次回はそのコツについて書きますね。繰り返しますが、あなたの「天才の芽」は、それが好きとか得意とか、ましてお金になりそうとかで選んじゃダメですよ!笑

「幸せな人ほど成功する」って、本当? 順番、逆じゃない??

あなたはポジティブ?ネガティブ?

って思いますよねー。そもそも「成功しない」から「幸せじゃない」人は、どうすりゃいいのさ。ぷんすか!

ところが世の「成功法則」のトレンドは、どうやら「先に幸せになっとく」スタイルらしい。

先日、ある友人とオンラインで打ち合わせしている時に「ひろかもさん、知ってます? 今時の心理学は《Happiness Psychology》らしいですよ」と聞き、何ソレ楽しそう!とネットでいろいろ調べてみたんですね。そしたらKindle Unlimitedで、どうやらそのルーツらしい「オプティミストはなぜ成功するか/マーティン・セリグマン 著」という本を見つけました。

元アメリカ心理学会会長のセリグマン博士は《ポジティブ心理学の父》と呼ばれており、それまで主流であった「問題」にフォーカスする手法ではなく、どうすれば人がもっと「幸せ」になれるのか?という視点からの研究の第一人者。「成功する」生命保険の外交員やメジャーリーガーetc.に共通する要素を発見しました。それは

オプティミスト(楽観主義者)であること。

ペシミスト(悲観主義者)よりも明らかに「仕事や学業で良い結果を出す」こと、「うつ症状が出にくかったり、再発しない」ことを調査で実証したんですね。さらに特筆すべきは、もともと楽観的ではない人でも《楽観的思考をトレーニング》することで、同様に良い結果が出せるようになるとのこと。

実は本の中に載っている「楽観度テスト」をやってみたところ、わたくし総合結果としては「かなり悲観的」って出たんですよ。衝撃!笑

さらに読み進めていくと、実は「ペシミスト」は「現実を正確に捉える」能力が高い。とありました。また「楽観主義は《補佐するもの》でしかなく、それだけでは意味を持たない」とも。つまりはどちらも使いようなんですな。

何でもかんでもポジティブにとらえる、というのは、いくら本人がハッピーでも現実性に欠けますよね。《ポジティブ心理学》が勧めるのは「柔軟な楽観主義」。

ネガティブな部分も「あるよね」と受け入れつつ、それを「反芻せず」、自らに「明るく反論」することで元気づけ、エネルギーを取り戻す。

いわば「人生の知恵」なんですよね。これは「発想の転換スキル」であって、失敗や挫折の体験を「これも大切な学びね☆」とか「いやいや、あんなのは『失敗』とは言えないよ」などと無理やりハッピー!に持ち上げるもんではないんです。

要するに、自分の体験や気持ちを《否定しない》。でも、わざわざ傷口に塩を塗りこむようなこともしない。バンソウコウで覆い隠すわけでもない。「今回の」コケた理由を「正しく」認識し、過去や未来とむやみに結び付けない。そして「コケたけど遅刻しなかった」とか「とっさに身体が動いたので、大怪我は免れた」というような「良い事実」にもちゃんと目を向ける。こうした思考の切り替え方は、子供でもトレーニングで身につくそうです(本にも練習方法が紹介されています)。

これ、いわゆる「レジリエンス:立ち直り力」を伸ばすってことかな?と理解したんですが。さらに続けていくうち、だんだん失敗そのものへの耐性というか「気にならない度」が上がっていくんじゃないかな。そうなると「ま、とりあえずやってみよっか♪」というモチベーションも続くので、結果的に「成功率が上がる」んだと思うのです。

もしあなたが「ベテランの悲観主義者」だったとしても、そんな自分を「気に入っている」なら、別に問題はないと思いますよ。ただ「いつも」とか「結局」というワードが枕詞についているなら、要注意。なぜならそれは、根っからの楽観主義者と同様に「現実性に欠ける」からです。そこは大いに見直す余地アリ、です。

タイトルにある「幸せな人」とは、オメデタイ人……という意味ではなく(笑)楽観的思考を使って、上手に自分を元気づけられる人ってことですね。そしてそれは「知恵」であり「スキル」なので、磨けばなんとかなりそう!というのも嬉しい。

実はこうした「思考の転換スキル」や、それ以前に「自分の思考グセに気づく」のに《数秘》がめっちゃ使える……!ということを、最近ますます強く感じています。個人セッションでも良いのですが、オススメは「講座」です。それも1〜9のシンボルをしっかり学べる、現代数秘のほう。何ならこのパートだけ独立させて別講座にしてもいいかな?っていうくらい《自分の無意識のジャッジ》に自然と気づけて、その上で《新しい視点の追加》がどんどん出来ちゃうので楽しいですよー。

わたしはずっと「世界の仕組み」が知りたかった。より正確に言うなら、世界が《幸せであれる》仕組み、だ。幸せは一人ひとり違っても、世界の仕組みは「共通のもの」だと思うから、きっとみんなの役に立つだろう──そう思って、数秘もカラーも禅タロットも続けてきたのだと思います。あと「教える」仕事も。これからも同じ思いで、探求し続けていくつもりです。

6月末まで、オンラインでのセッション&講座がとってもお得になってます!【お家であんしん割】どうぞご利用ください。

お知らせ:7月以降の対面メニュー再開について

短冊とパンダ

6/19に県境をまたぐ移動の自粛が全面解除となったことを受け、当サロンの対面メニューも7月より一部をのぞいて再開いたします。なお、オンライン限定の「お家であんしん割」は6月末までとさせていただきますので、ご了承くださいませ。

7/1(水)より再開するメニューは、以下の通りです:

対面コンサルテーション:ご予約フォーム→こちら
オーラソーマ®・数秘・OSHO禅タロットおよびクリーン・ランゲージ
30分:4,500円[1テーマ/あと一息!背中を押してほしい時に]
60分:8,500円[総体的に/モヤモヤした状況で方向性を見出したい時に]

現代数秘ベーシック対面クラス:くわしくはこちら
10H:35,000円[税・テキスト代込]

現代数秘アドバンス[プロ養成]対面クラス:くわしくはこちら
12H:44,000円[税・テキスト代込]

ピュタゴラスチャート・リーディング対面クラス:くわしくはこちら
5H:15,000円[税・テキスト代込]

OSHO禅タロットクラス[パート1〜4]対面クラス:くわしくはこちら
1パート:15,000円[税込]/2パート以上お申し込みはセット割引アリ

長時間の近距離での接触が避けられない「パーソナルカラー・コーチング」および出張を伴う業務につきましては、引き続き休止いたします。また天然石という製品の特性上、消毒がむずかしい「カバラジュエリー」のご試着につきましても、当面休止といたします。何卒ご理解くださいませ。

セッション及び講座受講中は、恐れ入りますが【マスクの着用】をお願いいたします。体調がすぐれない時は、無理をなさらずキャンセルまたは延期をお申し出くださいね。ご連絡いただければ当日でもキャンセル料はいただきません。皆さまが健やかでありますように!

「本当の自分を思い出す」って、そういう意味だったのか!

自我と本体=魂、存在との関係

実はセスシリーズを読んで一番目からウロコだったのは、前回書いた「思考の現実化」よりも今回のハナシなんです。前々回に「わたしたちは《多次元的存在》らしいで」という話を書きましたが、その仕組みの一部を描いたのが上のイラストです↑

わたしたちが「自分」だと思っているのは、「物質世界という設定」で見た時の自分の姿:バーチャル・リアリティ

つまりね、「わたし」という自我:egoは、自分自身の本体:entityが「物質世界」を体験するためのVRゴーグルみたいなもんで、そのegoを通して認識している自分は言うたらまあ「仮の姿」なんです。でもそれは「本体目線」で見れば、の話で、生まれた時からガッツリこの世界=現実と信じて生きてきた者としては、当然「これが《わたし》だ!」となるわけですね。

というか、そう「信じ込んで」ないと「ガチ体験」出来ないじゃないですかー。だから人類みなegoが見て聞いて触れられる世界=ザ・リアル。という「ルール」を遵守してます。そういうゲームに参加してるんです、わたしたち。ということらしい。

でね、ナチュラル・ボーン・バーチャルな我々でも、うっすらと「……本当のオレってコレじゃないよね? どっかに本体居るよね? それがもしかして《魂》とか《存在》ってヤツじゃないの??」とか勘づきだす。しかしながら、セス曰く「誤った解釈があとを絶たない」状態になっちゃった。。

魂は「完成品」でも、あなたに「属するもの」でもないし、誰かに「捧げ」たり「奪われ」たりするもんでもない。

ちなみにセスは《魂:soul》より宗教色が薄いという理由で《存在》あるいは《本体》と訳されている《entity》という言葉を好んで使ってます。存在、だとbeingという単語を連想する人も多いと思うので、このブログでは《本体:entity》と表現しますね。

あなたは、これまでもこれからも《本体:entityそのもの》で、体験する「現実」の枠組みに合わせた「表れ方」をしているだけだ、というんですね。そしてあなた自身である《本体》は好奇心と創造性のかたまりで、絶えず【何かになろうとしている状態】なのだと。つまり「魂=目指すべきゴール」ってわけじゃない。というか、そもそも「ゴール」なんて、ない。

この世界の「あなた」と同じように、たくさんの「あなた」が様々な「表れ方」でそれぞれの世界を体験し、本体にフィードバックしている。言うてみれば、スマホやタブレット、PCといったそれぞれの端末からの情報を「クラウド」に集めるみたいなもんですね。さらに端末同士でもBluetoothで相互にやり取りできるように、多次元に存在する「あなた」同士のネットワークもあるのですが、残念ながら我々の「物質世界」では、これらのやり取りは「ない」ことになっている。

とは言え、実際には「夢の中」とか「ふとした閃き」といった形で受け取ってはいるようです。そして、この回路はあなたがOKを出せばもっと広がるとセスは言うんですねー。OKを出す=そういう仕組みであると受け入れる、ってことなので、少しでも皆さんのお役に立てれば……と、こうしてブログを書いてます。

ちなみに当然ながら、あくまでも「この世界=現実」という人生を送っている以上、いくら多次元的存在からの情報をゲットしたとしても、それで万事が順風満帆♪ってことはないです。それだと「物質世界を堪能した」ことにはならないので。

ただセス曰く、我々が「あまりにも物質的現実に捉われ過ぎている」のを見かねて、メッセージを送ってきたそうな。というのも、「物質的現実と《内なる現実:本当の自分》の両方を理解し、建設的に利用していく」というのが、このVR人生の真の目的らしいので。ついうっかり「バーチャルに全フリ」しちゃったんですねー、本体が。さじ加減間違えたか?笑

そんなこんなで、システム上ついつい「本当の自分」を忘れがち・別個の存在と認識しがちなわたしたちですが、元々はもんのすごーーくパワフルな「創造者」ってことになりますね! セスの語りは半世紀前のものですが、今や物理学に神経科学、心理学や哲学といった様々な分野で探求されているテーマと、どんどん重なっていっています。ますます「世界の仕組み」が、もっと言えば「より幸せに生きるための仕組み」が明らかになりつつあることに、わたしは日々ワクワクしています。

わたしはそうした情報を、出来るだけ楽しく分かりやすく伝えることと、それらを「実際に」一人ひとりが「自分のために」役立てられるようなお手伝いをすることを、これからも「仕事」として提供していくつもりです。最近は「数秘」のご用命をいただくことが多いんですが、さすがうちのクライアントさんたちは鋭いな!

というのも、数秘を「より深く知る」ことは、あなたが《何を信じているか:belief》を自然と明らかにしてくれる→不要な思い込みは上書きできる→より好ましい現実をつくり始める流れになるからです。この続きは、また近いうちに!

こうして「思考は現実化」する

思考が現実化する仕組み

このイラストを書くにあたり、どーーしても日本語訳だけでは不確かなところがあったため、とうとう原書にも手を出してしまった……さすがにまたイチから英語で読む体力と気力はないんですが、思ってたよりずっとシンプルな英文で助かりました。といってもオリジナルにも「挿絵」はないので、上図はあくまでも「現時点でのひろかもの理解」と受け取ってください。

「あなたの現実をつくっているのは、あなた自身です:You Make Your Own Reality」

これがセスシリーズの中で、最もしつこく繰り返し強調されているフレーズです。本当にもーー何度も何度も登場するのですが、そのココロはつまり、

「あなたは自分のエネルギーが、感情や思考、情動に変換され、全ての経験を引き起こしているのだということを学び理解するために、肉体を持って存在しています。例外はありません。

と言うんですね(太字部分は、原書では下線を引いて強調)。別の言い方をすれば、それがこの「物質世界における共通の表現システム」であり、わたしたちは物質世界という枠組みの範囲で、本来自由に創造できるのだと言います。

なので、まず最初にこの「システム」を理解し【自分がたった今、どのように自分のエネルギーを世界に向けて放っているのかを知る】重要性を、セスはあの手この手で説いてくれてます。その一番とっかかりの部分をイラストにしてみました。

ポイントその1:わたしたちの本体は「エネルギーそのもの」であり、それぞれに「独自の表れ方:feeling-tone」がある。

このfeeling-tone(日本語版では「感情のトーン」となっていますが、わたしは「(世界のあらゆるものに対する)感じ取り方」と捉えています)こそ、最も根底にある「自分らしさ」と言っていいかと。いわゆる性格というよりは、エネルギー体としての「波形」に近いと思います。

ポイントその2:自身のfeeling-toneをベースに世界と関わる中で、さまざまな「観念/信念:belief」を作り上げ、いくつかの核:coreとなるbeliefから派生するような構造を持つようになる。

平たく言えば、belief=そうであると自分が信じているもの/こと。「お金がないと生きていけない」とか「年をとると弱っていく」とか「わたしは愛されている/いない」とか、言語化されないレベルも含めてのあらゆるもの/ことを指します。

ポイントその3:自らが「そうであると信じている:belief」を土台に、絶え間なく「思考:thoughts」や「感情:feelings」「情動:emotions」が生成されている。

ま、これは分かりやすいですよね。イラストには描いていませんが「イメージ」も同じように、自らのbeliefに従って思い描かれています。で、ここからが本番。笑

ポイントその4:これらには全て【電磁的実体:electromagnetic realities】があり、外の世界である「場」に影響を与えている。似たような質を持つ電磁的実体はお互いに引き付け合って集団になり、「出来事」や「状況」つまり【あなたの経験=個人的現実】を作り出す。

原書では「空気:atmosphere そのものに影響」とあるのですが、2020年の今なら「量子場:quantum field」って言っちゃってイイと思います。セスがしばしば「あなたがたの言う《空間》というものはない/間違っている」と繰り返しているのも、わたしがそう判断する理由です。

ぶっちゃけこの部分に関しては、まだ「現代の地球の科学」によって証明はされていません。ですが「思考が電磁的実体を持つ」こと自体は、脳波が計測できることからも明らかでしょう。そして「電磁力が場に影響を与える」ことも、皆さん既にご存知です(理科で電気や磁気を使った実験、いろいろやりましたよね?)。

また、わたしたちの思考の「指向」が、実際に世界をどう見て受け取っているかを左右することは、数々の実験で証明されています。記事の最後のリンクも合わせてご覧ください。

ポイントその5:あなたの「自我:ego」は、外側の枠組み=物質世界にフォーカスを定める役割を果たしている。しかし実際には「本体:entity」と常に繋がっている。切り離されることはありえない。

えーーこの「自我と本体」の関係性については、次回に改めて書きますね。ここは【自己に限界はない:The Self Is Not Limited】という、これまたセスが何度も強調しているキーフレーズと大いに関係がある、最重要ポイントの一つなんです。

たとえ話を一つしておくと、両者の関係は「一つひとつの細胞と全体としての身体」みたいなものです。セス曰く「自我は絶え間なく変化し続け、死んではまた生まれ変わっている」のだと。わたしたちの身体を構成する細胞は5年前とは相当数入れ替わっているはずですが、にもかかわらず「自分の身体」と認識し続けていますよね? 一つひとつの細胞もまた、間違いなく「わたしの」細胞ですよね? そして細胞は常に「本体」から生成され、本体の活動を維持するために働いているのです──

わたしたちが「経験する現実」は、わたしたち自身がつくりだしています。あなたが「現実を変えたい」と思うなら、まずは【自分が何を信じているのか】を知ることから始めるしかありません。

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前回の「あなたが『自分』だと思っているのは、単に『3次元限定で見た時のビジョン』かもしれない説。」については、その後偶然知った「二人目のセス」の動画(TED2017)を、ぜひご覧いただればと思います。名前とテーマを見て、自分の引きの良さにビビりましたわ。笑

「脳が音を聞いたり光を見たりしている訳ではありません。私たちが知覚するのは、世界で起きていることに関する『最善の推測』です」

【脳が「意識された現実」という幻覚を作り出す仕組み:Your brain hallucinates your conscious reality | Anil Seth】