あなたの「天才」の見つけ方

あなたは何の「天才」?

先日「幸せな人ほど成功する」らしいでーという話を書きましたが、そのきっかけとなった《ポジティブ心理学》つながりで、また面白い本を見つけましてね。笑

仏教と科学が発見した『幸せの法則』: 『心』と『私』のメカニズムを解き明かす/アルボムッレ・スマナサーラ+前野隆司 共著」っていう、日本テーラワーダ仏教協会の長老と、ポジティブ心理学をベースとした「幸福学」の教授との対談をまとめた本で、脳科学者の茂木健一郎さんや池谷裕二さんご推薦。このスマナサーラ長老がですねえ、キレッキレのパワーワード連発で(笑)まーー面白かったです。

例えば「能力」についての下りを少し引用すると、

人間は、能力がないものに未練を感じるのです。能力があるものは、目を閉じていてもできます。だから、あまり大胆な道とは感じないのです。でも残念ながら、それが自分の道なのです。(中略)本人はそれを単純な仕事だと思うかもしれませんが、そうではないのです。(中略)簡単にできるから、おもしろくないだけです。

ちょ、長老ーー!ミもフタもないっすな。笑

もちろん実際には「目を閉じていてもできる」ってことはないのでしょうが、それくらい当人にとっては「簡単に出来ること」で、それゆえ「能力」とも思ってない。大したことないわーというもの=その人の天分、というわけですね。むー。

もしあなたが「自分には何の才能もない。まして何かの『天才』である可能性なんて万に一つも思いつかんわ」《信じて》いるなら、あなたの現実は高確率で「その通り」になるでしょう。

でもね、長老は決してあなたに「大した能力がない」とは1ミリもおっしゃってないんですよ。「それが自分の道」つまり、あなたが「無理なく天才になれる道」なのだと言っても、わたしは言い過ぎじゃないと本気で思ってます。「自分の道」とは、あなたにとって目を閉じていても歩けるほど、ストレスのない道。仮に時間や手間が掛かっても、苦にならない道。その道で認められ、高く評価されるのも不思議じゃないでしょう?

もしあなたが自分の能力を「大したことない」と感じているなら、「3次元限定ビジョン」で自分を過小評価しているからかもしれないし、ひょっとしたらまだ見つけてないのかもしれない。自覚しないと、才能を伸ばすも活かすも出来やしませんからねー。まずそこからだ!

あなたの「天才の芽」を見つけるには、とにかく「狭い範囲でラベリングしない」のがミソです。なるべくシンプルで単純なアクションで表します。「絵を描く」とか「何かを調べる」とか「知らないところを歩き回る」とか。そして好きとか得意とかより【苦にならない】とか【何時間でも続けられる】ことが大事。

まずは「それ」を探しましょう。今はワクワクしなくても、確かにこれなら無理なく出来るわーというものを見つけましょう。もし、自力で見つけるのが難しかったら、お手伝いします。今月末まで、オンラインセッションがお得なのをお忘れですか?笑

ちなみに……わたしの「芽」は「文字を読む」「色の組み合わせを考える」「分かるまで調べる」「分かったことを誰かに話す」「頭の中で思い浮かべる」「ぼーっとする」「一人で過ごす」……とかですかねえ。多分まだ出てくると思いますが、どれも単体では「で?」っていうヤツばっかりですよ。そういうのを何個でも見つけてみてください。

こうした「芽」を「能力」と呼べるものに発展させ、さらに「あなた独自のスタイル」に成熟させていくには、コツがあります。次回はそのコツについて書きますね。繰り返しますが、あなたの「天才の芽」は、それが好きとか得意とか、ましてお金になりそうとかで選んじゃダメですよ!笑