実はセスシリーズを読んで一番目からウロコだったのは、前回書いた「思考の現実化」よりも今回のハナシなんです。前々回に「わたしたちは《多次元的存在》らしいで」という話を書きましたが、その仕組みの一部を描いたのが上のイラストです↑
わたしたちが「自分」だと思っているのは、「物質世界という設定」で見た時の自分の姿:バーチャル・リアリティ
つまりね、「わたし」という自我:egoは、自分自身の本体:entityが「物質世界」を体験するためのVRゴーグルみたいなもんで、そのegoを通して認識している自分は言うたらまあ「仮の姿」なんです。でもそれは「本体目線」で見れば、の話で、生まれた時からガッツリこの世界=現実と信じて生きてきた者としては、当然「これが《わたし》だ!」となるわけですね。
というか、そう「信じ込んで」ないと「ガチ体験」出来ないじゃないですかー。だから人類みなegoが見て聞いて触れられる世界=ザ・リアル。という「ルール」を遵守してます。そういうゲームに参加してるんです、わたしたち。ということらしい。
でね、ナチュラル・ボーン・バーチャルな我々でも、うっすらと「……本当のオレってコレじゃないよね? どっかに本体居るよね? それがもしかして《魂》とか《存在》ってヤツじゃないの??」とか勘づきだす。しかしながら、セス曰く「誤った解釈があとを絶たない」状態になっちゃった。。
魂は「完成品」でも、あなたに「属するもの」でもないし、誰かに「捧げ」たり「奪われ」たりするもんでもない。
ちなみにセスは《魂:soul》より宗教色が薄いという理由で《存在》あるいは《本体》と訳されている《entity》という言葉を好んで使ってます。存在、だとbeingという単語を連想する人も多いと思うので、このブログでは《本体:entity》と表現しますね。
あなたは、これまでもこれからも《本体:entityそのもの》で、体験する「現実」の枠組みに合わせた「表れ方」をしているだけだ、というんですね。そしてあなた自身である《本体》は好奇心と創造性のかたまりで、絶えず【何かになろうとしている状態】なのだと。つまり「魂=目指すべきゴール」ってわけじゃない。というか、そもそも「ゴール」なんて、ない。
この世界の「あなた」と同じように、たくさんの「あなた」が様々な「表れ方」でそれぞれの世界を体験し、本体にフィードバックしている。言うてみれば、スマホやタブレット、PCといったそれぞれの端末からの情報を「クラウド」に集めるみたいなもんですね。さらに端末同士でもBluetoothで相互にやり取りできるように、多次元に存在する「あなた」同士のネットワークもあるのですが、残念ながら我々の「物質世界」では、これらのやり取りは「ない」ことになっている。
とは言え、実際には「夢の中」とか「ふとした閃き」といった形で受け取ってはいるようです。そして、この回路はあなたがOKを出せばもっと広がるとセスは言うんですねー。OKを出す=そういう仕組みであると受け入れる、ってことなので、少しでも皆さんのお役に立てれば……と、こうしてブログを書いてます。
ちなみに当然ながら、あくまでも「この世界=現実」という人生を送っている以上、いくら多次元的存在からの情報をゲットしたとしても、それで万事が順風満帆♪ってことはないです。それだと「物質世界を堪能した」ことにはならないので。
ただセス曰く、我々が「あまりにも物質的現実に捉われ過ぎている」のを見かねて、メッセージを送ってきたそうな。というのも、「物質的現実と《内なる現実:本当の自分》の両方を理解し、建設的に利用していく」というのが、このVR人生の真の目的らしいので。ついうっかり「バーチャルに全フリ」しちゃったんですねー、本体が。さじ加減間違えたか?笑
そんなこんなで、システム上ついつい「本当の自分」を忘れがち・別個の存在と認識しがちなわたしたちですが、元々はもんのすごーーくパワフルな「創造者」ってことになりますね! セスの語りは半世紀前のものですが、今や物理学に神経科学、心理学や哲学といった様々な分野で探求されているテーマと、どんどん重なっていっています。ますます「世界の仕組み」が、もっと言えば「より幸せに生きるための仕組み」が明らかになりつつあることに、わたしは日々ワクワクしています。
わたしはそうした情報を、出来るだけ楽しく分かりやすく伝えることと、それらを「実際に」一人ひとりが「自分のために」役立てられるようなお手伝いをすることを、これからも「仕事」として提供していくつもりです。最近は「数秘」のご用命をいただくことが多いんですが、さすがうちのクライアントさんたちは鋭いな!
というのも、数秘を「より深く知る」ことは、あなたが《何を信じているか:belief》を自然と明らかにしてくれる→不要な思い込みは上書きできる→より好ましい現実をつくり始める流れになるからです。この続きは、また近いうちに!