大人だから楽しめる「絵本で秘密のビブリオマンシー」のススメ

絵本で秘密のビブリオマンシーの会

こんなご時世なので、大々的には開催できませんでしたが、この「こじんまり」感がちょうど良かった気がします。ご参加くださった皆さん、会場をお借りした布布(ふふ)さん、ありがとうございました。

ビブリオマンシー(書物占い)は初めて、という方ばかりでしたが、それぞれにご自分なりの楽しみ方を見つけてくださったようです。

途中から占いそっちのけで、ただ絵本に夢中になっていたような……大人になると「自分のために」絵本を読む機会って、なかなかありませんもんね。

わたしも久しぶりにゆーっくり絵本を楽しみました。いいですねえ、こういう時間。いろんな発見もありましたよ。

選んだのは「しんじゅのこ」と「かえるのかさやさん」の2冊。

「しんじゅのこ」は、琵琶湖真珠がテーマの絵本。挟み込んであった小冊子が何度も落ちてくるもんで、読んでみたらこれがまた良いお話で!

「かえるのかさやさん」は、完全にジャケ買いっていうか、まあ「かえる」には弱いもんですから。笑

で、この余白と、ひらがなだけのシンプルな一文にシビレました……! これね、自分の「仕事のやり方」について占った結果ですよ?

いやーーそうですよね!「あめの おとを きくのです。」うん、聞かねば。雨の日には、雨の音を聞くのです。晴れの日と同じことをしても、しかたないのです。笑

絵本ならではの豊かさを、堪能できたひとときでした。これはぜひ、大人の皆さんにこそ楽しんでいただきたいわー

おやつタイムの「ギリシャ文字占い」や「ルーンストーン」でも盛り上がりましたよ。

今回は「文字つながり」でこの二つをご紹介しましたが、また別の占いで遊ぶ会もしてみたいな。

会場の「帽子工房布布と小さな絵本の部屋」さんは、毎週木曜と第2・第4土曜の13:00-16:30、絵本スペースを無料で開放してらっしゃいます。

ビブリオマンシーのやり方もバッチリ覚えてくださったハズ! なので、気になる方はぜひ、お時間の合う時にお出かけくださいねー

「メッセージ、沁みました。救われる想いです」

しあわせ運ぶフォーチュンメールお届けします
photo by チョコラテ san

先日リニューアルした「しあわせ運ぶ フォーチュン・メールセッション」おかげさまで、連日ご依頼いただいています。ありがとうございます。

早々のフォーチュンメール、ありがとうございました。

いや、染みました……本当に。
メッセージにとても救われる想いです。

ハッキリと「ここが問題なんで、それを乗り越えたいんですよ!」みたいなのはないんだけど、「ちょっとだけヒントは欲しい」ってことは多々あります。

そういう時って、解決策を考えようってとこまですらいかなくて、かえってモヤモヤするんですよね……

いざ、そこを踏み出そうとしても、気軽に相談しやすい場所や方法って、意外とないもので。

「本日のご相談内容は?」から入る対面セッションは、ちょっとハードルが高いなあ、と思ってしまうんです……

その点フォーチュンメールは、誰にでも心理的なハードルなく申し込めるし、助けになる人がきっとたくさんいると思います。

わたしはとっても救いになりました。
ありがとうございました!

ご感想を寄せてくださったMさん、転載もご快諾いただき、ありがとうございました。

  • 明確な「問題」や「テーマ」というほどではないけど
  • 何かしら「ヒント」や「きっかけ」が欲しい
  • 顔を合わせて話すより、メールのほうが気楽

そんなあなたのお役に立てれば嬉しいです。「何か良いことないかな」「元気出したいな」と思った時に、お気軽にどうぞ。

しあわせ運ぶ フォーチュン・メールセッション:3,300円【5月末まで】

  • 京都タロット・数秘・ジオマンシー・Keys of Actionカードetc. から、ご相談内容に最適なツールを選んでリーディングします
  • ツールのご希望があれば、遠慮なくお申し出ください
  • あらかじめ作成されたテンプレメールではなく、あなたのために心を込めてリーディングする、完全オリジナルメールです
  • 今のあなたにとって大切なポイントを、読みやすい約1,000文字にまとめてお届けします
  • カードの写真も一緒にお付けしますので、メッセージと併せてご覧くださいね
  • 通常ご入金から3日前後でリーディング結果をお送りいたします

お申し込みはLINE公式アカウントまたはこちらの専用フォームよりお気軽にどうぞ。お支払いは、STORESからのオンライン決済もOK!

悩めるあなたを優しく励ます、フォーチュン・メールセッション

しあわせ運ぶフォーチュンメールセッション

今、あなたに必要なのは、心からあなたの幸せを祈るメッセージ。

勝手な決めつけや押しつけではない、ニュートラルな視点からのリーディングを真摯に綴ったメールセッションは、これまでも多くの方々からお喜びの声をいただいています。

ずばり、その通りな状況です。たくさんの勇気と愛をありがとうございました。思わずうるっとしました。(30代女性・家族関係)

わたしの想いを拾い上げた、励ましのエールを本当にありがとうございます。読みながら、涙が出ました。優しさがハートに沁みました。(40代女性・自分自身について)

素敵なリーディング、ありがとうございました! このまま進んでいいものかどうかって思ってたんです。進む方の扉を開けてみようと思います。また、報告しますね!(40代女性・恋愛)

読んでいたら、何故かホッとする感覚がありました。もやもやしていた気持ちが穏やかになりました。次の流れに乗っていきますね。(40代女性・仕事)

胸に響くリーディング結果をありがとうございます。せっかくの自分の人生、楽しくて周りも幸せになるようなことを始めようと思います。(50代女性・ライフワーク)

ひろかもさんのリーディングは、文章から本当にしっかりされているのが伝わってきます。今回もお願いして本当に良かった。目が覚めた気持ちです。どうもありがとうございました。(50代女性・スキルアップ)

フォーチュンメールセッションで使うツールたち

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あなたのお悩みに寄り添い、そっと背中を押すメッセージ……受け取っていただければ幸いです。

【重要】通信エラーが頻発しやすいhotmailおよびyahooメールはなるべくお控えください。PCメールもしくはgmail推奨公式LINEが一番確実です。メールでのお届けをご希望の方は、お手数ですが事前に @studio-H.biz からのメールが受信出来るよう設定をお願いします。

【重要】こちらからの返信が「迷惑メール」として処理されているケースもありますので、念のためご確認をお願いします。

※旧プランで既にお申し込みいただいている方には、当初の形式で対応させていただきます。ご安心くださいませ。

禅タロットのユニークさは、小アルカナに(も)あり。

禅タロットとウエイト版の小アルカナ比較

大アルカナが何故か23枚ある、ごく一部を除いて各カードに独自の名称が付いているなど、ユニークな特徴で知られるOSHO禅タロット

その独創性は「小アルカナ」でも、いかんなく発揮されています。

写真は上段が禅タロット、下段が伝統的タロット(ライダーウエイト版)で、同じカード同士を比較したものです。左から2枚目だけは、何となく似て見えますが、後の3ペアは「ホンマにこれおんなじなん?」レベル。笑

禅タロットの小アルカナは、伝統的なデッキ同様「4つの組:スート」から成り立っています。ただ、名称は少し違います。

  • 火:行動 → 火:ワンドに相当
  • 水:感情 → 水:カップに相当
  • 雲:精神 → 風:ソードに相当
  • 虹:身体 → 土:ペンタクルに相当

風の要素が「雲」で、土が「虹」というのがユニークでしょう? でもその理由を知ると「なるほど!」とヒザを打ちたくなりますよ。

伝統的な「風:ソード」は「剣」のモチーフで表現されます。思考は明晰であれば素晴らしいツールですが、手入れを怠れば使いモノになりません。

禅タロットの「雲」は、まさにこの「手入れを怠った剣」なのです。雲=頭の中のおしゃべりがモクモクと湧いてくるほどに、そこにとらわれるほどに、わたしたちの視野は遮られていきます……

でも「雲」であることの恩恵もあるんですよ?

禅タロットあるある・その3でも書きましたが、「雲=実態のないドラマ」ですからね。ドラマだと気づけば、雲は晴れます。

また「虹」は、単に「物質性・現実性」だけを表してはいません。

ぶっちゃけ虹も雲と同じく気象現象なんで、なんで「土」のエレメントが「虹」なの? という素朴な疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。

ここでの虹は「地と空を繋ぐ架け橋」という意味を持ちます。地=物質的現実と、空=神聖なるものは別々に分かれているのではなく、常に繋がっているというメッセージなんですねー

ちなみに色彩学の講師でもあるわたしから一言付け加えると、「雲」のグレーと「虹」のレインボーカラーは、どちらも同じ「光」の色です。

前者はすべての色が混ざった状態、後者はプリズムを通した光が波長ごとに分かれた状態。そして「雲」も「虹」も、空気中の「水」が大いに関係しているのも、意味深ですねえ。ふふふ。

なお小アルカナも大アルカナ同様、すべてのカードに独自の名前が付いています。そして一枚一枚に、味わい深いストーリーが隠されていますよ。

解説書だけでは、なかなかピンと来ない人も多い禅タロット。感覚的な「雰囲気読み」だともったいなーい! ですよん。ぜひ「本来の意味」を知って、じっくり深めてくださいね。

講座は対面・オンラインとも1名より随時開講OK。タロット自体が初めての方も、既にプロとして活動中の方にも好評です。

オンラインセッション限定の夜間枠および深夜枠も、お気軽にご利用ください。カメラオフ・チャットでのやりとりにも対応します。

黙ってめくればピタリと当たる!? 噂のビブリオマンシー、一緒にやりませんか?

英和辞典でビブリオマンシー

ビブリオマンシー:書物占いのやり方は、とっても簡単!
用意するものは、次の2つ。

  • 質問
  • ピンと来た本を1冊

リラックスして心の中で質問を唱えたら、目を閉じて選んだ本をパラパラ〜ッとめくりましょう。

「ここだ!」と思ったところをパッと指差し、目を開けて飛び込んできた言葉が「答え」です。

月曜の昼下がり、あれこれとやるべきことはあるはずなのに、どうにもモチベーションが上がらない……「どうしたらヤル気スイッチが入るのか」を、ビブリオマンシーで尋ねてみました。笑

結果はまさかの【disfavour:不人気、不興】……えええ⁈

一瞬ドキッとしたけれど、実はまさに「不人気なこと」にテコ入れしようとしていた矢先だったので、なーるほど! と納得。

なぜ「不人気」なのか、その辺りをじっくり掘り下げようと思います。 

ちなみに今回使ったのは、なんと中学入学時(何年前かは聞かないでー! 計算しないでー!)に買ってもらった、研究社の「新英和中辞典」。

最近はすっかり「紙の辞書」を引く機会もなくなりましたが、電子辞書でビブリオマンシーは出来ませんからねえ。持ってて良かった!

さてさて、8/22(日)の「絵本で秘密のビブリオマンシーの会」残席3となりました。

絵本って子ども向けのものが多いけれど、その分言葉がていねいに吟味されているので、ストンと胸に入ってくるんじゃないかなあ。

今回わたしが使った辞書もそうですが、質問とは直接関係がなさそうな本のほうが、新たな視点を得られやすいのでオススメです。

もし「文字」ではなく「絵」を指差してしまったら……?

そこから何を感じ取れるか、ぜひあなたの感性と創造性をフルに活かしてみてくださいね。「色」の言葉なら、わたしも翻訳のお手伝いをしますので。

琵琶湖と比良山系にはさまれた、小さなアトリエへ遊びにいらっしゃいませんか? 参加費1500円、最寄り駅までは送迎いたします[詳細はこちら

8/14(土)・15(日)は終日オンライン&メールセッションのみ承ります

大雨にご注意ください

西日本全域に大雨が続いておりますが、皆さまご無事でしょうか。

滋賀県も南部を中心に警戒が続いており、念のため8/14(日)15(日)は終日オンラインメールセッションのみの営業とさせていただきます。

天候の状況次第では、16日以降も同様の措置を取らせていただきますので、あらかじめご了承くださいませ。

どうぞ皆さま、引き続きご安全にお過ごしくださいね。

スタジオ・アッシュひろかも

禅タロットに、大アルカナが23枚ある理由

禅タロット大アルカナと解説書

それこそが【禅の超越ゲーム】というサブタイトルの意味でもあるんですけどね。

禅タロットの大アルカナは、0番の《THE FOOL:愚者》に始まり、21番の《COMPLETION:完成》で終わります。21番が「世界」ではないように、一般的なタロットとは、ほとんどのカードで呼び名が異なります。

ぶっちゃけ0番と、6番の《THE LOVERS:恋人たち》くらいですね。同じなのは。

そして0〜21のサイクルには属さない、ナンバーのないカードが存在します。

THE MASTER:マスター

このカードはよく「OSHOのカード」と間違えられる(確かに描かれている人物は「OSHOと呼ばれた人」の姿ではある)のですが、これは

他ならぬ《あなた自身》のカードです。

より正確に言えば《自分自身のマスターとしての、あなた》です。

タロットの大アルカナは、よく「螺旋(らせん)状の成長」に喩えられます。《愚者》である若者が、さまざまな経験を経て成長し、やがて《世界》というゴールに至る旅のプロセス。

しかしそれはまた、新たな《0=始まり》の入り口でもあって(伝統的なタロットカードには、21番のカードに0のシンボルが描かれています)再び若者は旅に出ます──これまでより「1段高い次元」へと。

でも、禅タロットが描く「旅のプロセス」は違います。

一見同じような「螺旋状」のシステムをなぞっている風に見えますが、螺旋の輪(0〜21)の「外」にいる《THE MASTER:マスター》が、この

螺旋の旅の「ショートカットキー」なのです!

あなたが《自分自身のマスター》となった時、あなたはもはや螺旋の輪の中にはいません。

「たった今、何が起きているのだろう?」

禅タロットは「鏡」です。そこに映し出されたあなたの姿を、ゆがみなく受けとめ、決してシリアスにならずに、ただ「何が起きているのだろう?」と軽やかに探求する時、あなたは《マスター》に一歩近づいています。

もしかしたら、文章だけではむずかしく感じるかもしれませんね。でも、一度「体験」すれば、この意味がよくお分かりいただけると思いますよ。

OSHO禅タロットの基本構成と、23枚の大アルカナ、究極の1枚引きと、オールマイティに使える3枚引きが1日で学べる「禅タロットクラス・パート1」は、オンラインでも受講できます。独学者や既にセッションを提供している人の「学び直し」も大歓迎です。

寝返りを打ったつもりが中身だけつるんと抜け出た話と、抜けて戻ったけど戻り切らなかった話

幽体離脱〜

少し前にtwitterでタイトルについて「需要ある?」と呟いたら、割と反応が良かったので書いてみました。周りに何人か経験者いますが、皆さん「抜け方」に個性があるようです。面白いですねー

明け方近く、ふと左の耳元でゴソゴソと音がした。

耳に何かを擦り付けるような、やたら響く不快な音。虫でも入った? わあ、嫌だなあ。そう思って、音がしたのとは反対側へゴロンと寝返りを打った──つもりだったのだが。

つるん。

まるで脱皮をするかのように、「もう一人のわたし」が、身体から抜け出てきたのだ。

布団には、仰向けになって横たわる「さっきまでのわたし」がいる。そのすぐ横で、寝たまま半回転している自分。

……この状況には、身に覚えがあった。アレだ。例のやつだ。わたしは瞬時に状況を把握し、

(おお、抜けた抜けた。ほなちょっとその辺ウロウロしてみっか)

と、いそいそと起き上がった。何か面白いことして、後でfacebookのネタにしたろ。そうや、この状態で「対外離脱なう」って書き込んだらめっちゃオモロいやん!

隙あらばウケたい関西人気質、むき身(?)になっても健在。

隣で寝ているダンナを起こさないよう、そーっとドアノブを回した。冷たいドアノブの感触、開け閉めする時のドアの重みや大きさ、その横をすり抜ける身体の感覚、どれもが完全に「リアル」だった。

忍び足で寝室から出て、そのまま仕事部屋へ移動。夜目が利いているのか、電気を点けなくても、どこに何があるのかよく見える。「いつも通り」の室内。時計は4時を回っていた。

デスクの前に行き、愛用のMacbookを開く。他にも何か「証拠」を残そうとしたが、何故かPC以外の物を動かすことは出来ない。ブラウザのアイコンをクリックし、さあ書き込むぞ! と意気込んだその時、急速に意識が薄れていって──

気がつくと、布団の中で仰向けに寝ていた。「本体」の手足はすっかりしびれ切っており、寝返りも打たずに長時間、じっとしていたことを証明するかのようだった。

朝になり、facebookのタイムラインを確認してみたが、やはり何も書き込まれてはいなかった。では、ただの「リアルな夢」だったのだろうか? 

──いや、あれは違う。寝返りを打ったタイミングで抜ける、というパターンは初めてで新鮮だったが、実は以前にもっと強烈な体験をしたことがあるのだ。

その時も布団の中で、最初は「耳元のゴソゴソした音」から始まった。耳の中に何かが入ってきたかのような、不快な感触を伴う大きな摩擦音。ガサガサ、ゴソゴソ。

何これ……と思いながらも眠かったので、そのまま無視して寝てしまおうとした。が、突然、


ゴオオオオオーー!!!


ものすごい勢いで、わたしの頭が上方に吸い込まれていきそうになる! 一瞬目に入ったのは「ハイスピードで銀色と黒の渦を巻く、メタリックなトンネル」。どこのSFだ。しかも結構レトロ。言うてる場合か。

(ぎゃー! 待って待って! どこに吸い込まれんの、ていうか、わたしどうなっちゃうの!?)

必死に抵抗したのが良かったのか悪かったのか、次の瞬間、するん! と「上半身だけ」抜けた状態で、謎のバキュームはストップした。

……お分かりいただけるだろうか。布団の中には、仰向けに寝たままの身体。下半身はそのままで、腰から上だけが起き上がっているような感覚。

まさに双子のお笑いコンビ、ザ・たっちの「幽体離脱~」ネタ状態になっていたのだ。

しかも「抜けたほう」の身体は、確かに「自分だ」という感覚はあるものの、明らかにその「質感」は異質だった。何と言うか……柔らかいのである。

弾力のある柔らかさではなく、ゆるいゼリーのようにフルフル、たぷたぷと揺れる感じ。輪郭もあいまいで、なのに非常にリアルな体感があるのだ。何これ。

元来お調子者のわたしは、だんだん面白くなりはじめていた。せっかくなら、もうちょっと抜けてみようかな。足まで全部抜けたら、宙に浮けるかもしれない。でも元に戻れなくなったら困るな。ていうか、こんなフルフルでどうやって戻るんやろ?

と突然、今度は布団に「寝ているほう」の背中が、猛烈にかゆくなってきたのだ。あああ掻きたい、でも今は手がたぷたぷで掻けない! ムキー!

……と、背中のかゆみに意識を向けた途端、ずるり、とフルフルの上半身が引きずり下ろされた。あ、と思う間もなく、元の身体に収まった。

いや、収まったと思ったのだが、何故か「右腕の肘から先」だけ収まり切らずに、本体の数センチ上でふよふよと浮遊していた……。この感覚は、翌朝目覚めた時にもまだ残っていて、それで「夢じゃなかった」と確信したのである。

その後も何度か「抜ける」体験はしているが、不思議と毎回、抜け方や抜けたほうの身体感覚が違うのだ。ちなみに「ザ・たっち」状態は今のところこの一回きりで、あとは毎回キレイに全身が抜けている。実は天井付近で浮いたり、壁抜けもしたことがある。

いわゆる幽体離脱、学術的には「対外離脱体験:Out-of-Body Experience(OBE)」と呼ばれるこの非日常的な感覚は、現在では右脳の一部に刺激を与えると、そのような感覚が再現できることが実験で証明されている。(Olaf Blanke他,2004)

脳神経学的に「正常」な人でも、何らかの要因に誘発されて「抜けちゃう」ことはあるらしい。中には自分の意思で、好きな時に抜けられる人もいるという報告もあるが(Smith & Messier,2014)残念ながら、わたしには出来ない。

言ってみれば「脳のエラー」の一種だろう。病的なものではないにしても、あまり熟睡もしていなさそうなので、たまに「お、久々に抜けたな」くらいが良さそうだ。

……一生に一度くらいは「対外離脱なう」と書き込んでみたいけれど。

「わたしは自分自身のあらゆる側面を受け入れ、至福への扉を開きます」

120番ペルセポネ

七夕の前日に届いた新ボトル、120番ペルセポネ。

何となく「今じゃないなあ」と感じて置いてあったのですが、誕生日のこれまた前日が「獅子座の新月」だと知って、あ、今だ。と。

とはいえ占星術は専門外なので、詳しい「意味」を知っての「今だ。」ではないんですよ。いつものごとく「ふと、何となく」です。笑

自分自身の直感が、最善のガイドライン

が、オーラソーマ®の大前提ですからねー

実は少し前に、このボトルの名前「ペルセポネ」に「光を破壊する者」という意味がある、という話を聞きまして。

調べてみたら、確かにそのような記述がWikipediaにありました。Wikiによれば、一方でまた「目も眩むような光」という意味もあるとのこと。興味深い!

ペルセポネは、ギリシャ神話における冥界の女王。と言っても、ダンナである冥府の王ハデスに無理くり拉致され、不本意ながら一年の3分の1(半分説もアリ)は地下の冥府で暮らすハメになった気の毒な女神です。

彼女が地上に戻る時は「春の訪れ」となり、母である豊穣の女神・デメテルの娘にふさわしく「芽吹きの女神」と讃えられるのだけど、彼女が地下へ戻ると大地は凍てつき「冬の訪れ」となる……そして数ヶ月後、再び芽吹きの春が訪れ……

つまり誠に不本意ながら、ペルセポネは「破壊と再生」の両方を担う存在になってしまったわけです。しかしながら、いったん作物が枯れ果てる「冬」があるからこそ、土壌は豊かに肥えるとも言えますよね。養分になりますから。

……養分? 養分! それじゃん!!!

今まさに書いていて、脳裏をよぎったこのカード。OSHO禅タロット・大アルカナ《XII NEW VISION》。人物の「足元」に……見えますか?

禅タロット《XII NEW VISION》とペルセポネボトル

これは「かつて《わたし》であった存在」。過去の自分自身の、受け入れがたい、なかったことにしたかった側面

禅タロットの解説を、改めて読んで震えました。

……地に閉ざされた自分の根から起き上がり、閉ざされることのないものへと飛び立つ翼が生えています。

こんなん、ペルセポネやん。

しかもこのカード、12番なんですよ。ペルセポネボトル、120番。何の因果でしょう。ただの偶然だったとしても、わたしゃこだわりますよ。笑

だってね、解説の後半は、こんなふうに続くんです。

……それらは共に存在し、闇と困難なことは光と楽なことと同じくらい必要なのだ、ということが体験からわかるようになったとき、世界を見る私たちの視野はまったく違ってきます。

もう、まんまペルセポネやーん。

ペルセポネは、自分を冥界へとさらったハデスに抵抗できなかった自分を、許せなかったかもしれません。本来は「目も眩むような光」を大地に注ぐ、芽吹きの女神なのに。自らがその「光を破壊する者」でもあるなんて!

だけど、彼女が地下へ閉じ込められなかったら。世界に「冬」が訪れなかったら。

わたしたちは今よりずっと単調で、滋養の少ない実りしか手に出来なかったでしょう。

光の強さと、闇の深さは比例します。その両方を司るペルセポネの存在は、わたしたち自身にも、その「両方の側面」を──特に「闇である側面」を受け入れることを、勇気づけてくれるのではないでしょうか。

闇もまた自分自身の一部であり、だからこそ「豊か」であり得るのだ、と。

タイトルのフレーズは、わたしのオリジナルのアファーメーションです。英国本部からのプレスリリースと、ペルセポネのWikiを読み返しているうちに生まれました。

わたしは自分自身のあらゆる側面を受け入れ、至福への扉を開きます

もしあなたの「内なるガイドライン」が、このボトルに強く誘うのなら……きっとあなたも扉をノックするタイミングなのだと思います。どうぞその手に取って、確かめてみてくださいね。

ボトルのお取り寄せや、コンサルテーションへのお問い合わせは、こちらのフォームよりお気軽にどうぞ。ただいま在庫が1本あります。