あなたの人生を、豊かにするか貧しくするかの正念場だった先月。色んな意味で緊張感のあったひと月と言えるでしょう。この10月は、ちょっと一息つけるかと思います。
今さらですが、広辞苑によれば
【豊か】満ち足りたさま、不足のないさま、十分で余りあるさま
を指すのだそう。あなたにとって「好ましく価値のある」何かが、十分(以上)ある状態=豊かな人生、と言えますね。さらに欲を言えば、
「好ましくないもの」は減ってくれればなおヨシ、
じゃないでしょうか。そしてズバリ今年の10月は、何かを手放すのにうってつけのタイミングなのです。
上の2枚のカードをご覧ください。どちらも「何かが落ちる瞬間」を描いていますよね。
左(水の8)のカードはタイトルも【Letting Go:手放し】と、そのまんま。
葉の上の水滴が、その重みで池へと落ちていく。水滴が落ちればその分、葉は軽くなる──ここでは「自然に任せて」手放しが起きています。
本当はもう必要のないもの、今の自分にはしっくりこないもの。
でも長年ともにあって、好きではないけど「持っている」のに慣れているもの。
物質として存在するモノもあれば、過去から持ち越している感情や習慣、考え方、人間関係etc.
「ソレ、まだ持っていたい?」と自分に問いかけてみて。
答えが「ノー」なら、今月はソレがあなたから離れていくのに任せてみましょう。
2+0+2+4+1+0=9。数秘で【9】は「しがみつかない」という意味があります。わざわざ、握り締めない。エネルギーを注がない。意識を向けない。
……そうしているうち、いつの間にか「どうでもいい」になっていればシメたもの。
モノならサクッと処分。それ以外は「自然に任せて」おけば、いつしか消えていくものです。
一方で右(虹の9)のカード【Ripeness:熟すこと】のように、これ以上もう発展しようがないから次に行く、というものもあります。
完全に熟し切った果実は、もはや枝から得るものは何もない。すると「自然に落ちて」そのまま朽ちて種の養分となるか、あるいは誰かが拾って遠くに運んでくれる──次の段階への終わりと始まり。
こちらの果実は、あなたにとっては「好ましく価値のある」ものでしょう。なのでたわわに実っている状態=豊か、です。
けれどわたしたちが《生きている》自然界の法則では、ずっと実り続ける、は不自然ですよね?
だから、これも手放す。
どんなに優秀な学生も、一生学校で学び続けるわけではないように。いつかは世の中に出て、学んだことを生かす必要があります。そして、
「十分に」経験を積んだ人は、既に「豊か」なのです。
この10月は「価値を見極める」月、とも言えるでしょう。あなたにとって要らないものは手放し、他の人にとって必要なものは分かち合っていきましょう。
……どれが必要で、どれが不要か分からない?
そんなあなたは、ひろかもセッションの受け時かもですよー。笑