「大人発達障害ケア」通信講座を修了&そもそも何故受講したのか・その2

自作のスケジュール管理シート

U-CANの通信講座を受講した直接のきっかけと、それまでの経緯を書きました。こちらの続きです⬇️

クリーンランゲージ仲間の「みっちゃん」にお願いしたのは、スケジュール管理に関するセッション。

当時のブログが残ってますので、もしご興味あれば併せてご覧くださいね。

「とっさに『今から15分後』が何時何分なのか、時計を見ても分からない」話はその1にも書きましたが、そもそもわたくし、

  • 時間の見積もりが非常に甘い
  • 時計やカレンダーの見間違いは日常茶飯事
  • いったん没頭すると文字通り寝食を忘れる
  • やるべきことを把握しきれない
  • かつ優先順位があいまい
  • なので長期どころか超短期でも計画出来ない

という、スケジューリング下手にも程があるやろ!という人間なのです。

それでみっちゃん(以前、インスタでコラボLIVE「いろいろケロケロ」をやってた時のパートナーは彼女です)に、

わたしは「時間」をどう捉え、何が「障害」になっているのか?

を、クリーンランゲージの質問を投げてもらうことで探求してみたんですね。結果、かなり独特の感覚を持っていることが自覚出来ました。

そこで得た知見をもとに、自分の一日の行動と「所要時間」を視覚化するために、上の写真のようなスケジュールシートを自作したんです。

一番上の屏風みたいなのが「一日をA4タテ半分」にして一週間分繋いだもの、その下が少し慣れた頃にやってた「一週間をA4ヨコ一枚」に収めたもの、

一番下がさらに慣れてきて「二週間をA4ヨコ一枚」に収められるようになったもの。ここまで残ってる分だけでも【2年分】ありました!!!我ながらビックリ。

確か最初の屏風スタイルを、少なくとも3ヵ月はやってたと記憶しているので、その執念というか、何というか……。

ここまで細かく書き込めたり、それを継続出来たのも、おそらく「特性」によるもの。そして、それだけ当時のわたしは切羽詰まっていたんだと思います。

こうして数年がかりで、いくつか「習慣化」出来たものもあり、今はより簡便なシートとスマホのカレンダー&リマインダー機能で、何とか生きております。

でもね、相変わらず

  • 相手の言葉を「聞きながら書く」時に、頻繁に書き損じる
  • 相手の言葉が(特に話し始めや周囲がザワザワしてる時)音としては聞こえてるけど何言ってるかが分からない
  • 「15分後経ったら交代」と言われて時計を見るが、それが何時何分なのかとっさに分からない

のは変わりません。これらはもう「治らない」ので諦めて受け入れてます。笑

ちなみに二つ目のは「APD:聴覚情報処理障害(またはLiD:聞き取り困難症)」と言われるもので、こちらは就学前に診断がついていたことを、ごく最近母から聞きました。えーー早く言ってよ!

子供の頃、あまりにも周りの人が「何言ってるかが分からない」ので、真剣に「補聴器」のチラシを眺めてたんですよ……いつか買おうと思って。健気でしょ。笑

実際には補聴器でも改善しません。 APDのイメージとしては、こちらの漫画(聞き取りが苦手すぎる男子の日常)が秀逸なので、よかったらチラ見してみてね。

そして、クリーンランゲージ習得中に苦心していたうちの最後の一つ、

  • 「全部書き留めなくていいよ」と何度言われても、何を省いていいのか分からない

これに関しては、その後劇的に改善しました!!

きっかけは、クリーンランゲージを体系化し「シンボリック・モデリング」という手法を編み出したPenny&James夫妻のオンライン講座を受講したこと。

そこで、書き留めるべきことの《基準》が自分の中でかなり明確になったのと、ノートの取り方に「正解はない」ことを、ようやく受け入れられたのでした。

「あいまいさ」が苦手、というのも自分の特性の中にあり(なのに時間感覚はあいまいという矛盾……)取捨選択の根拠が理解出来ないと、実行が難しかったんですよね。

結果としてクリーンランゲージ&シンボリック・モデリング自体の理解も深まったので、これはよかったと考えています。

・・・

このような実体験と学びの蓄積があったので、通信講座の内容自体は特に難しいとは感じず、標準期間よりかなり早く修了できました。

とは言え、これだけは声を大にして言いたいのですが、

発達特性って、本当ーーーに!人それぞれなのですよ。

事例がある程度「参考になる」ことはあっても、こうすれば上手くいく、のような「マニュアル」はありません。同じ人でも状況によって起きることが変わったりもしますしね。

特性が「障害」になるかならないかは、環境次第です。本人の努力……次第では、どうにもならないことが沢山あるからです。

そして「特性が異なる」人同士で発生するストレスも、承知しています。

わたしは精神科医や臨床心理士ではありませんし、正式な診断は受けていませんが、ここまで書いてきたように、明らかに「特性の偏りがある」とは自認しています。

コロナ禍の非常事態宣言中にどハマりしてた音声SNS・Clubhouseで「発達障害と診断された人」たち数人と仲良くなった時も、

「ひろかもさんも、こっち側じゃんw」とウエルカムされました。笑

彼らの特性も、困りごとも、その程度もさまざまでした。服薬が欠かせない人もいましたし、お薬では対処できない特性(障害)に困っている人もいました。

そして長年講師として関わってきた専門学校や短大にも、特性が障害になっている学生は少なくありませんでした。またその1に書いたようなボランティア活動もしてきました。

つまり当事者サイドと支援者サイド、どちらもある程度経験してるんですね。

なのでどちらの立場からのお話も、実感を持って伺うことが出来ます。通訳のように、ご夫婦や親子さんの「間に入る」ことも何度かやってきました。

何よりね、「誰かに話す・話を聞いてもらう」だけでも心が軽くなります。さらに新たな視点が得られる可能性だってありますよ。

「よかったら、ひろかもとお話ししませんか?」

そう言いたくて、通信講座を受けたのでした。そしたら、わたしの「時計の計算が分からない」のはLD(学習障害)の一種だと書いてありました。あらまあ。

今回ブログを書いてみて、まだまだいろいろ書きたいことあるなあと気づきました。

わたしは空間認識能力もポンコツで、自分で自分をドアに挟むなんてこともしょっちゅうやってますが(意味分かります?笑)

単なる「性格の話」だと思ってたことが「生まれつきの脳の特性」で、「治りはしない」けど(生まれつきだからね)「ある程度対策出来なくもない」ということを知った今、

同じように困っている人や、困ってる人に困ってる人たちの助けに少しでもなれたら嬉しいなと思っています。

ちなみにハッキリと障害が認定されない「グレーゾーン」と呼ばれる人も、実際にはかなり困ってるケースが多いと言われています。これは知的障害の場合もそうですね。

一見「普通」に見えるので、余計に「出来ない=本人の努力が足りない」とご本人も周囲も思いがちなので、頑張りすぎて二次障害(うつなど)を発症するリスクがあるんですよ。

そんな悲しいケースが一つでも減るといいな、と切に切に願っています。

専門機関に相談に行くのは敷居が高い、とにかく誰かに否定せずに話を聞いてほしい……そんな風に思っているあなた、よかったら一度セッションにいらしてください。秘密は厳守します。安心してくださいね。

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「大人発達障害ケア」通信講座を修了&そもそも何故受講したのか・その1

大人発達障害ケア講座教材

去年の11月下旬からスタートして2ヵ月、毎日コツコツ……ではなく、「その気になった時に過集中で一気にやっつける」自らの特性を活かしてのクリアです。笑

このU-CANの通信講座は、心理職を目指すようなハイレベルのものではなく、

  • 自分自身や周囲の人に何らかの発達特性の偏りがあると感じている人が
  • その特性に対する理解と、日常的な対策/サポートが出来るようになる

ことを目的とした、コンパクトな内容です。

受講の直接的なきっかけは、クライアントさんやそのお子さん、あるいはパートナーの方が「発達特性の偏り」が原因で「困っている・苦しんでいる」人に出会う機会が、近年とても増えたこと。

そこでセッションを通して、より適切なサポートが出来るように《情報をアップデート》したかったからです。

わたしが【発達障害】という言葉を聞いたのは、今から16年前の2010年、財団法人メンタルケア協会主催の「メンタルケア・スペシャリスト養成講座」を受講した時でした。

当時、クライアントさんの中に「うつ病」を始めとする精神疾患で通院歴がある方や、何らかのメンタルの不調を訴える方が時々いらして、医療職ではない自分が適切に対応出来るすべを学ぼうと思ったのです。

そこで講師の先生から、

「人類みな発達障害ですよ」

と朗らかに言われたことに、結構衝撃を受けまして。配布された資料に書かれた特性リストに当てはまる項目も多く、

……確かにわたしも《少しは》偏りがあるかもしれん。

と思ったものの、「障害」と言えるほど日常生活に支障がある感覚はなかったため、あくまでも「そういう人たちがいるのね」という認識に留まっていました。

さらにその翌年、今度は大津市が主催する「精神福祉ボランティア養成講座」を受講し、コロナ禍までは研修を受けながらボランティア活動も実際にしていました。

保健師さん同席のもと月に1〜2回、精神疾患を抱えた方とトランプ遊びや世間話などをするという活動で、研修の一環として就労支援施設で利用者さんと一緒に食事を作ったこともありました。

その施設には「ASD(自閉スペクトラム症・以前はアスペルガー症候群と呼ばれていた)」の方がいらして、事前にスタッフの方から「あの人はこだわりが強いんですよ」と言われていたのですけど、わたしの目には「ごく普通」に見えてたんですよね……。

……実は別のボランティアの現場で、「初対面の保健師さんに、何も聞かれずに『当事者』側の人認定」された、ということがありました。その時は気づかなかったんですけど、2回目にまた同じ扱い(利用者名簿に署名するように言われた)を受けた時、ベテランボランティアさんが

「あ、この人は利用者さんじゃないですよ」

と言ってくださって、保健師さんがハッとされて。何となくこの辺りから、自分でも「……もしかして?」と思うようになったのでした。

そして、その「?」が「!」に変わったのが、このブログにもたびたび登場する「クリーンランゲージ」を本格的に学び始めた時だったんです。

レッスンでの練習セッション中、

  • 相手の言葉を「聞きながら書く」時に、頻繁に書き損じる
  • 相手の言葉が(特に話し始めや周囲がザワザワしてる時)音としては聞こえてるけど何言ってるかが分からない
  • 「15分後経ったら交代」と言われて時計を見るが、それが何時何分なのかとっさに分からない
  • 「全部書き留めなくていいよ」と何度言われても、何を省いていいのか分からない

このような事態が頻発し、わたしはかなり自信をなくしてしまいました。

すごくいい手法だと思ったのに、自分には向いてないのかも……。

ティーチャーや仲間は「そのうち慣れるよ」と励ましてくれたのですが、何ヵ月経っても一向に改善されませんでした。

そんな時、facebookで学生時代の知人が「ASDからの二次障害でうつ病になった」という投稿が目に入りました。

そして彼女がシェアしていた、自分の特性からくる「困りごと」とその対処法を見て、ビックリしたんです。

え、これって「みんなやってる」ことなんじゃないの??

かいつまんでいうと、それは「情報を整理する」方法だったのですが、彼女やわたしは細かくまとめないと「把握・理解できない」タイプなんです。

それを見て「すごく『きちんとしてる』ね!」と褒められることもありましたが、本人的には別に普通というか、そこまでしないと理解出来ないだけなんですよね。笑

これは一回、会って話がしたい!と連絡を取り、数時間喋りまくりました。

「同じ村の人」だ、とすぐ分かりました。

同じ村=発達特性があると思考回路が似ているのか、コミュニケーションがむしろ取りやすいということも実感。特に二人の間では「問題」も「障害」も起きなかったのです。

わたしもクリーンランゲージのレッスンに参加するまでは、そこまで困っていませんでした。おそらく周りの人たちの優しさもあって、大きなトラブルには発展してなかっただけだったんですよねえ。

(と当時は思っていましたが、その後改めて思い返すと結構いろいろやらかしてましたし、会社を辞めるきっかけにも大いに関係してましたが、その話はまたいつか)

そこで自分でも「発達障害」についての書籍を取り寄せて読んでみたり、インターネットで当事者の声に触れたりするようになり、

生まれつきの特性なので治りはしないが、やりようはある(こともある)

と学び、クリーンランゲージ仲間の「みっちゃん」に、あるお願いをしたのでした。その2に続きます。

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