産土神さまを探して来ました・その2

茨木神社・天石門別神社の神額
茨木神社・天石門別神社の神額

その1の続きです。

ちょっと見づらいのですが、神社の神額(鳥居の看板)には

茨木神社
天石門別神社

と、二つの神社名が併記されています。これ、全国的にも大変珍しいのだとか。

公式サイトが「茨木神社」なので、こちらがメインには違いないんですけど(一昨年修復されたばかりの本殿も立派でした!)

茨木神社本殿
茨木神社本殿

茨木神社は、平安時代の初め大同2年(807)に茨木村が造られた時に、今日の宮元町付近に天石門別神社が御鎮座されたことに始まると伝えられています。 ※公式サイトより引用

という経緯を見ると、元々は天石門別神社のほうが先だったみたいですね。

ちなみに茨木神社の御祭神は、建速素盞嗚尊(タケハヤスサノオノミコト)なんですよ。つまり、お姉ちゃんである天照大神を天岩戸に引きこもらせた張本人。

その「奥宮」の御祭神が、天岩戸を開け放った神さま(天手力男命:アメノタヂカラオノミコト)で、実はそれぞれのすぐ近くに、天照大神をお祭りした神社(皇大神宮・皇太神社)もあるんです。面白すぎる。

他にもいくつも末社がある、神さまテーマパーク(言い方)みたいな神社なんですけど、本殿の裏手に回った瞬間、空気がハッキリ変わりました。

天石門別神社
天石門別神社

御神気に思わず身震いしたほど。そしてこの、鳥居の両脇に高くそびえる二本の樹、という光景も何とも不思議な佇まいで、しばしボーッと見惚れていました。

かっ……こいい……!

何ですかね、産子贔屓(そんな言葉はないでしょうけど)というか「うちの神さま、格好良い!」とテンションが思いっきり上がりました。神社でそんな気持ちになったのは、生まれて初めてです。

神社建築には詳しくないんですが、これは「春日造」になるんでしょうか。小さな御社なんですけど、風格があってとにかく美しい。

天石門別神社(裏手)
天石門別神社(裏手)

「かっこいい〜〜美しい〜〜」と呟きながら、裏側からも撮ったりして。お参りが終わった後も、立ち去り難くて周りをグルグル回ったりしてました。

残念ながら、御社の扉は普段は閉じているようで、中を拝見することは出来なかったんですね。直接お目に掛かりたかったなああ(>_<)。

10月10日が例祭とのことなので、行けそうなら行ってみようかなと思ってます。

・・・

あなたがもし、ご自身の「産土神さま」をご存知なくても、

「うぶすながみさま、うぶすながみさま、うぶすながみさま」

三回唱えると来てくださる、と社会心理学者でベストセラー「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」著者の八木龍平さんがおっしゃってましたよ。

なのでわたしも、朝晩ご挨拶するようにしています。ふわっと温かい何かで包み込んでくださるような体感が来るんですよね。それが嬉しくて。

何でもかんでも神頼みってわけでは決してないけれど、自分の産土神社が分かると「見えない土台がしゃんとする」ような気がしますね。心強い。

何か心の拠り所が欲しいなあ、と思っている人は、ご自分の「うぶすながみさま」と繋がってみることをお勧めします。なんせ三回呼び掛ければいいだけなんで、簡単でしょ?笑

神社や「パワースポット」との付き合い方についても、だんだん自分なりに分かってきたことがあるので、時々こんなふうにご紹介しますね。よろしければ今後ともお付き合いくださいませ。

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