ピュタゴラスチャート入門*その3

孤立した数

その2その4

【人生の初期設定】の中でも、特に際立つ特徴を表す【個人の矢】に次いで、今日ご紹介するのは……

四隅に出現する「ポツンと一軒家」=孤立した1・3・7・9

について。こちらも矢と同様、誰にでも出現するわけではありませんが、ちょくちょく見かける配置です。

上のサンプルチャートのように、隅っこの数字が「縦・横・斜め全てを空白で囲まれる」と、周りからポツンと切り離されたように見えます。

この状態を【孤立した数】と呼び、その人が「孤独感を味わいやすいシチュエーション」を示唆するとされています。ここで重要なのは、

孤立した数がある=実際に孤立しやすいわけではない

という点。あくまでも「つい、そう感じがち」な思考のクセを持っているというだけで、言い換えれば「クセに気付けば、その感覚から抜け出せる」わけです。

孤立が発生するのは、四隅の奇数=1・3・7・9に限られます。偶数(2・4・6・8)は、たとえ周囲が空白に囲まれても「孤立している」とはみなしません。何故なら、本質的に偶数は【2=繋がる】質を持ってますからねー

今回は1と3が「孤立」しています。それぞれの数字がいくつあるかによって多少ニュアンスは変わりますが、ざっくり説明すると

孤立した1=2・4・5が空白】自分の主張が「届かない」感覚を抱きやすく、どうせ何を言っても聞いてもらえない……と感じる傾向が。

孤立した3=2・5・6が空白】自分のアイデアが「却下される」感覚を抱きやすく、提案しても受け入れてもらえない……と失望しやすい。

サンプルにはありませんが、

孤立した7=4・5・8が空白】いわゆる「痛い目」に何度も遭いながら成長する傾向があるため、挫折感や周囲への不信感を募らせがちに。

孤立した9=5・6・8が空白】自らの夢を語っても、周囲から「机上の空論」と思われてなかなか実現しないため、孤立感を強めやすい。

……とまあ、読んでるだけで「どよ〜ん」としちゃうかもしれませんが(ゴメンナサイ)何を隠そう、このわたくしも【孤立の1】を持っておりますよ。

忘れもしない小学2年生のある日、大好きだった担任の先生に、誤解から一方的に(と思ってるあたりがまた……笑)叱られてしまうという、子供心には大変ショックな出来事がありました。

幼い語彙力では、状況をうまく説明出来なかったんですよね。悔しさと情けなさ、そして「だいすきなせんせいにきらわれちゃったかも」という悲しみ……

それがきっかけで、わたしは「伝え方」を真剣に意識するようになりました。

たくさんの本を読み、言葉を増やし、どう言えば相手にちゃんと意図が通じるだろうか? と試行錯誤し……

(実はこの「相手の立場を想像する」とか「言葉を扱う」スキルに関する数もまた、わたしの【初期設定】では空白だったんですよ)

気がつけば「人前で話し教える」という仕事をする立場に。

今でも時々「こんなに一生懸命しゃべってるのに、なんで聞いてくれないのー!」と短大の教壇でスネてますけど(笑)ね、なかなか味わい深いエピソードじゃないですか?

あの日わたしを叱ってくれたT先生、そして一緒に遊んでて一緒に叱られてくれたマチコちゃん、ありがとうございました。あの日グズグズとゴネていた子供は、今こんなんなりましたよーー笑

初期設定から何をどう育てるかは、あなた次第です!

別の言い方をすれば「完璧にバランスの取れたチャート」なんてのは存在しないし(9マス全てを埋める「生年月日」はありません)数字の配置が凸凹してるからこそ、あなたという人のユニークさが出現するんですってば。

そうそう、配置の凸凹と言えば……次回は【三段構造】の偏りについてお伝えしますね。引き続きお楽しみに♪

その2で取り上げた【個人の矢】の早見表&プチ鑑定を無料でプレゼント! 既に解説済みの矢をお持ちの方、あるいは矢が発生しない場合は、特別にその他の数字についてお伝えしますよ☆

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