【ビジネス数秘入門#1】いきなり8を狙うとコケる。あなたに4はあるか?

まずは4を狙うのが正解!
photo by Beruta-san

質問です。

あなたは通りすがりの見ず知らずの人から、よく知らない5万円の商品をポンと買ってみたいと思いますか?

「はい」と答えたあなた、なかなかのチャレンジャーですね! 一度じっくりお話してみたいんで連絡ください。笑

「いいえ」と答えたあなた、それは何故ですか?「そんなの、当たり前でしょ!」と思います? でも実は、わたし買ってもらったことがあるんですよ。しかも「お得だ」と大変喜ばれながら。ちょっとビックリしましたけど、とっても嬉しかったです。

通りすがりだろうと、見ず知らずでよく知らなかろうと、そこに「信用」があればビジネスは成立します。裏を返せば、最初の質問で「いいえ」と答えた理由も、そこ。

人が商品やサービスにお金を払うのは、それだけの価値があると「信用している」から。

この「信用」は、実際には「期待」と言うほうが正しいかもしれません。それが手に入ることで、何らかの喜びが得られる。あるいは苦しみが減ると信じているから、あなたはお財布を開けるのではないでしょうか?

あなたが「売り手」であるなら、何よりもまず第一に「お客さまから信用してもらう」必要があります。そして信用さえいただければ、商品やサービスはたとえ高額でも初対面でも買っていただけます。逆に言えば、どんなに良い商品やサービスも「信用」がなければ売れません。

「4」の視点と行動で、ビジネスの一番大事な土台を作ろう。

やっと数字が出たー!と思われたかもしれませんが(笑)実は最初からずーーっと「4のハナシ」をしていたんですよ。4は「現実的でムリがなく、それゆえ安定して持続させられるので、安心して信用できる」という「当たり前の仕組み」のシンボルです。

あなたが普段やっていること、今からやろうとしていることは「4」の質を持っていますか? 実が伴わないのに「それっぽく見せかける」のはナシですよ。4には「あるがまま・正直」というキーワードもあります。

また焦りから「見せかけの4」にうっかり期待して、ムチャな投資をしないようお気をつけて。4は「くつろぎ・内なる安定」のシンボルでもあります。あなたにとって「ムリがなく自然体で続けられる」やり方を探しましょう。

わたしはもともと広告業界にいましたし、セールスコピーやビジュアルによる演出の大切さやその効果も知っています。当然、自分自身にも活用しようとあれこれ試してきました。でもですねえ、どんな美しいチラシやサイトを作っても「綺麗ね」で終わるんですよ、自分の「4」が育たないうちは。

というか、べつに「綺麗」じゃなくても良いんです。場合によってはワザと「もっさり」させたほうが売り上げに繋がることもあるんですよ(この話はまた別の機会に掘り下げますね)。

ではどうすれば良いのでしょう? その答えは至ってシンプルです。

一日でも早く「実際に始める」ことでしか、あなたの4は育ちません。

たとえ一つも注文が来なくても、今日から始めれば「キャリア」は積み重ねられます。月に数人のペースでも「10年前からやっています」と言えれば、お客さまの信用と期待を得る材料の一つに十分なりますから。

とはいえ客単価が高くないと、さすがに月に数人では生活できないですよね。いきなり5万10万の商品が最初から売れるかというと、あまり現実的ではないでしょう。となると、最初のうちは「最低限食べていける」算段は確保する必要があります。これもまた大事な「4」です。

わたし自身、会社を辞めてしばらくは、それまでやっていた広告デザインの仕事を下請けしながらカラーコンサルタントの学校に通い、資格を取り、アシスタントを経て講師のキャリアをスタートさせました。その後も「これまでやっていたこと」で食い繋ぎつつ、また新たなキャリアを並行してスタートさせる……というやり方で、じわじわスライドさせていきました。途中「で、結局何をやっている人なの?」と散々言われながら(この話も長くなるので、また別の機会に)。笑

他にも「ムリなく続けられる」方法はいろいろあると思います。最初は副業からでもいいし、誰かの扶養に入りながらでもいい。とにかく「続けること」は後々大きな実を結ぶ可能性に繋がりますから、すぐ結果が出ないからと諦めずに続けてみてくださいね。

そしてこれまた4=当たり前のことなんですが……

始める前に、あなたの「商品やサービス」はちゃんと形になっていますか?

この「形になる」も、4で表される質の一つです。ね、もうとにかく4だらけでしょう?笑

明日はこの「形になる・形にする」4について、もう少しお話ししていきますね。8の手前に4があるように、4を育てるためには1〜3が大いにヒントになります。どうぞお楽しみに☆