子供の頃、積み木やブロックで家を建てたり車を走らせたり、街を作ったことはありませんか?
「ここがわたしのお家」「お父さんの会社はここ」「おかあさんとあっちのスーパーに買い物に行くの」「スーパーにはバスに乗って……」etc.
街の中にはさまざまな建物や場所、乗り物や動植物、そして「自分」とその他の人々がいて、それぞれが好きなことをしていたり、一緒にいたり離れたり、動いたり止まったりしていたのではないでしょうか。
積み木遊びをしているお子さんに「これは何?」とか「ここからどこへ行くの?」と質問すると、たいていは答えてくれますよね。ちゃんとそこには「世界」があり、その世界の「しくみ」や「ルール」が存在しています。
わたしがカエル🐸サポートマラソンをはじめとする個人セッションでよく使う「クリーンランゲージ&シンボリック・モデリング(CL&SyM)」という技法は、まさにこの「積み木遊び」にそっくり!
しかもただの積み木じゃなくて、
動いたり喋ったりする「生きてる積み木」なんです。
まあ全部の積み木がそうじゃないんですが、結構な確率で動くし喋ります。笑
しかも積み木どうしが連携したり、形を変えたりもしょっちゅうです。
そんな「生きてる積み木」の形や機能は、人それぞれ、セッションのテーマによっても変わります。何といっても
当の本人も「何だコレ?!」という積み木がバンバン現れる
ので、めちゃくちゃ興味深い。予測不能。
積み木が現れた場所、形や大きさ、その他の特徴は「クリーンな質問」と呼ばれる、ちょっと不思議な問いかけで明らかになっていきます。例えば、
- その積み木※はどこにありますか?
- それはどんな積み木ですか?
- その積み木について、他になにかありますか?
- その積み木と、あの積み木の間には何がありますか?
- その積み木がそこにあると、次に何が起きますか? etc.
※実際には「積み木」の部分にご本人が言った「たとえ」が入ります
そんな風に質問しながら、あなたが自分の世界/風景を組み立てていく(=モデリングしていく)のを手伝うのが、ひろかもの仕事。わたし自身も「こんな景色なのかな?」と想像はしますが、実際には聞いてみないとわかりません。ご本人も
「聞かれたら、出てきた!/動いた!/喋った!」
って、めっちゃ言う。笑
何故か勝手に出てくるし動くし喋るってとこが、リアルな積み木遊びとはもっとも違う点ですよね。しかもね、ご本人じゃなくて
積み木が「情報」を持ってるんです。
どうしたいか、何をすればどうなるのか、積み木に聞くと教えてくれることが多いです。もちろん「わかんない」と返事されることもあります。
でも、ほかの積み木と話をしたり動いてもらっているうちに「わかった!」となることも結構あるんですよ。だから何回か続けてもらうほうが、情報が増えたり精度が上がります。
通常のコンサルとかコーチングだと「自分で」考えなくちゃいけなくて、それがしんどい……という人はいませんか? だけどシンボリック・モデリングは、積み木=
シンボルが考えて、あなたに教えてくれます。
エマージェント・ナレッジ(Emergent Knowledge:創発的知識)といって、普段アクセスしない意識階層からの情報が、シンボルの動きや言葉となって現れるんですねー
それって結局自分が考えてるんじゃないの? と思うかもしれませんが、その「自分」の次元が違うっていうか。いつもの思考回路とは別の回路を通ってくる情報なんですよ。
ちなみに「本当に持ってない情報」は、さすがに出てきません。たとえば一度も習ったことのない外国語がペラペラ喋れるようになる……とかはないです。
でも「昔インプットしたけど忘れちゃった情報」は、出てくる可能性アリアリ。しかもそれ以外の経験や知識とミックスされて、今のあなたのテーマにあわせて出てきます。
なのでしばしば、
思っていたよりずっと深いレベルで変容が起きる
ことも珍しくありません。「気楽なテーマ」だったはずが「数十年抱えてきた痛みの解放」になったりする。そして驚くべきは、その逆もありうるんです。
ジャマな積み木だなあ、と思っていたら、いつの間にか「こいつがオレを支えてくれてたんじゃん!」みたいなね。そんなこともよくありますよ。
「遊び方」に慣れるまではちょっと戸惑うかもしれませんが、シンボリック・モデリングという「生きてる積み木遊び」に、ぜひあなたもトライしてみてほしいなあ。
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