「を」が「透明なエアバッグ」を経て「時間」に変わった話

わたしが育てているメタファー

そもそも「を」って何? という人は、お手数ですが前段をお読みくだされ

この春から有志が集まって、シンボリック・モデリングの練習会を月イチでやってるんですけど、そこで先月やったワークが

望む未来を文字で書き、それを自由にバラバラにする

というもの。わたしの場合は「よりクリーンにセッションを行う」だったと記憶してますが(なんせ「を」しか残ってないからウロ覚え。笑)これを好きな場所で区切って、バラバラの紙片にしちゃうんです。

そして《好きなように並べ替え》て《違う場所、違う高さから眺めてみる》あるいは《紙片の間隔をどんどん広げてみる》んですよ。

さらに《最後の一片になるまで、一つづつ取り除いていく》と……最後に残ったのが「を」だった、というわけです(このワークの詳細を知りたい方は、こちらの記事で紹介されてますよー)

その「を」は、どんな「を」ですか?

という、クリーンランゲージのベーシックな質問を投げかけられたとたん──

わたしの目の前に「ぶわっと丸くて透明でボヨンとした弾力のある何か」が、エアバックのように自分の胸から前方に向かって、一気に広がりました!

その「を」について、他に何かありますか?

続けて問いかけられると、わたしはそれが「何のために存在し、どう働くのか」も、何故かハッキリ「分かった」んです。

この透明なエアバックがあると、わたしはクライアントに「近づき過ぎない」で済み、その結果クライアントが自分のペースで内側を探求するのを「じゃましない」のです。

自分の聴覚のモンダイなのか、単に空気が読めないだけなのか、時々クライアントさんと「しゃべるタイミング」が被ってしまうのが悩みだったわたし。でも、この「を=透明なエアバッグ」を発動させれば、わたしはもう少し落ち着いていられそうだぞ、という確信があったんですね。

練習会から帰宅した後も、この「透明なエアバッグ」のことを何度か思い浮かべてみました。すると実は「無色透明に近いけれど、表面はところどころ場所を変えながら、キラキラと虹色に光る」らしい、という新たな発見が。

しかもその「虹色に光る」のは、クライアントさんが「カギとなる言葉やジェスチャーを発している瞬間」らしいんですよ。え、めっちゃ便利やん!

さらにその「虹色の瞬間」を見逃さないために、わたしは常に「エアバッグの存在を意識し続ける」必要があり、結果として「ひと呼吸分の時間を置く」ようになります。

この一連のメタファーがうまく作動すると、わたしはセッション中の「カブリ」を防ぐことが出来、かつ大事なポイントを逃さず応答出来そうなんですよ。「を」有能すぎる!

で、目下わたしの目標は「をを忘れない」こと。常に無意識に発動させるには、もう少し鍛錬が要りそうです。

「何となく」思い浮かんだメタファーを侮るなかれ。

実は「を」の上に🌱(双葉)を描いたのは、何となく……でした。ファシリテートしてくれた友人が「素敵」と言ってくれて、ああ、なんかそう言えば描き足したなーくらいに思った程度の、無意識のラクガキだったんです。

が、これもまたメタファーでした。🌱(双葉)=今からもっと成長するよ、というサインだったんですねえ。

このワーク、カエル🐸サポートマラソンでも何人かの人にやってもらってます。

「3ヶ月後、何がどうなっていればいいと思いますか?」という質問に、パッと答えが思い浮かばなかったり、浮かんだけど今ひとつしっくり来ないなあという人に試してもらうと……

「「「え、最後に残ったの、これ!?」」」

みたいのが残るっぽい。笑

しかもその最後の一片についてクリーンな質問を投げかけると、思いもよらない言葉やイメージが浮かんでくるので、皆さんビックリしたり大笑いしたり、時にはちょっぴり涙ぐんだり。

何と言うかその人にとって「一番核となるもの」が自然と残るようなんです。たとえ「を」のように、一見意味不明のような一片であっても。

とても興味深く、かつ実用的でもあるので、ぜひトライしてみてほしいなあ。30分のセッションでもオンラインでも十分可能ですよ。

ご興味ある方はぜひ「やりたーい!」とLINE公式アカウントもしくはこちらのフォームよりご予約くださいね。

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