「いつものメイクが、しっくりこない!」──それはある朝、突然に。

コスメポーチの中身は「今のあなた」にしっくりくる色ばかりですか?
Illustration by さくら08-san

昨日まで何の違和感もなくつけていた、ベージュリップが。お気に入りのコーラルチークが。初夏らしいブルーのアイカラーが。

……なんだかパッとしないのは、何故?

「ちゃんとメイクしてるのに、冴えない自分」を鏡の中に見つけたら、大人メイクにアップデートするチャンスです。

もしあなたが過去に「パーソナルカラー診断」を受けたことがあり、自分に似合う色をご存知であったとしても、わたしたちの肌の色や質感は少しずつ変化しています。原則として「スプリング」や「サマー」といったシーズンタイプ自体が変わることはありませんが、ベストな色は年齢とともに移り変わる可能性があります。

また、目元の印象やフェイスライン、リップラインにも「以前との違い」を感じているなら、色を置く場所入れ方を見直すことで、一気に見違えることも! 特に【眉】と【チーク】だけでも相当雰囲気が変わりますので、まずはこの2カ所をアップデートしてみることをおすすめします。

5年前より、チャーミングな自分へ。「今のあなた」だから楽しめるメイク+へアが必ずあります。

自分の話で恐縮ですが、以前は重たい奥二重の目元を少しでもスッキリ見せたくて、かなり濃い「引き締め色」を目のキワに入れていました。チークも落ち着いたローズ系を使うことが多く、ワインレッドのティントリップを愛用していました。眉は今より細めで、ゆるやかなカーブをつけて描いていたような……それなりに「メイクしてます」感を出していたかと思います。

当時と比べると丸かった頬が少しシャープになり、マブタの厚みも減った一方で、こめかみ〜アゴにかけてのラインがボンヤリしてきた印象が否めません。なので最近は「ハイライト&シェード」を欠かさなくなりました。文字どおりサッとひと刷毛でピッ!とメリハリが偽造できるので(笑)便利ですよー

そして以前は「腫れぼったくなる」と敬遠していたピンクやイエローの明るいアイカラーも、気軽に楽しんでいます。簡単な入れ方のコツさえつかめば、結構がっつり色を入れても大丈夫。むしろ「奥二重」や「一重」さんのほうが、派手になりすぎないので楽しめるかも。

目元に遊び色を取り入れる時は、チーク&リップを控えめにすると全体のバランスが整いやすくなります。ただ「オトナ女子」の場合、単に色みを抑えるだけだと血色の悪い「お疲れ顔」になっちゃうので要注意! そう見える人は気持ち赤みをプラスしたり、キメの細かいツヤをまとうとイイ感じになりますよ♡

髪の分け目を変えるだけでも、見違える!
ブラシひとつ、へアピン1本でもイメチェン出来ます。

さらに印象を大きく左右するのが【ヘアスタイル&カラー】。特に40代以降は「前髪」と「耳横&頭頂部のボリューム」がかーなーりー重要なポイントになってきます。昔より髪がヘタってきちゃって……と言うかたも、シャンプー後のドライヤーの使い方や、分け目のつけ方ひとつでもシルエットに大きな差が出ますので、あきらめないでくださいね!

ボリューム不足にお悩みなら、ぜひ今日からお試しいただきたいのが「いつもとは逆方向に手グシで流しながら、根元→毛先に向かってドライヤーを当てる」乾かし方。乾いた髪をセットする時にも、いったん「いつもとは逆方向」にブラシで梳かしてからふんわり戻すと、いい感じになりやすいです。

ヘアカラーに関しても最近は「染めずにグレイヘアを楽しむ」人も増えてきましたが、実は完全にグレイになるまでの間、さりげなくカラーを入れるほうが素敵に見えるタイプのかたも多いのです。中には「あえて真っ黒に」してもワザとらしくならず、むしろモダンな印象に見えるケースもありますよ。

今や「年齢」でメイクやヘアを決める時代ではなくなりました。何歳になってもあなたらしく「今のキレイ」をぜひ楽しんでくださいね。

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