マスクひとつで「手抜き美人」になる方法

マスクひとつで手抜き美人に
illustration by kabu-san

あなたは自分の「マスク姿」に、自信はありますか? 例えばマスクをつけている時、

☑️ 何となくパッとしない
☑️ 顔色が冴えない感じがする
☑️ 気のせいか老けて見える
☑️ なんか怖いと言われる

一つでも当てはまった人は、この先をお見逃しなく。マスクの「あれ」を変えるだけで、あっという間に美人度マシマシですよ!

たかがマスク、されどマスク。

もちろん一番の目的は「感染予防」ですが、毎日のように身につけ、しかも真っ先に相手が見るであろう「あなたの顔」の半分近くを占めるマスクは、確実に「第一印象を左右するアイテム」の一つです。

この一年余りで、さまざまな形や素材のマスクが登場しましたが、最もあなたの印象に影響を与えるのは──

マスクの「」。

そう、実はこの「色選び」のコツさえつかめれば、マスクひとつで「手抜き美人」が完成するのです。

先ほどのチェックリストにお心当たりのある方は、マスクの「色」で知らないうちに大損していた可能性が! でも、ご安心ください。コンサル歴20年&手抜き大好き人間のわたしが、あなたにぴったりの「美人マスクカラー」の見つけ方をお教えいたします。

コツその1・一見良さげな「ベージュ」は避ける

ファンデーションの色移りが目立ちにくいと人気の色ですが、実は「手抜き美人」を作るのには向きません。一番の理由は、肌に近い色であるベージュで顔の下半分を覆ってしまうと、頬や唇などの「本来あるはずの赤み」が消え、のペーっとしたお顔が出来上がってしまうから。

さらに「肌に近い色」であるがゆえに、お顔とマスクの色みや明るさに「ズレ」があると、違和感を生じやすいのです。ファンデーションの色選びが難しいのと、同じですね。

コツその2・七難隠すは「ピンク系」と心得よ

もうお分かりですね? 顔の下半分を覆ってしまうからこそ、その下に「本来あるはずの赤み」に近い色を装えば、メイクをしたかのような血色が補われ、健康的な印象に!

さらに「ピンク」という色が持つ「イメージ効果」も見逃せません。桃や桜、赤ちゃんなどを連想させることから「優しい、柔らかい、可愛らしい、甘い」といった雰囲気を与えてくれます。

少々おくたびれモードでも、ピンクのマスクをさっとつければ「ヘルシーで優しげな(手抜き)美人」になれるのですから、ぜひ何枚か常備していただきたい色です。

ここで大事なポイントは、あなた自身の「本来の赤み」に近いピンクを選ぶこと。ざっくり分けると、紫みのある「ローズピンク系」と、オレンジがかった「サーモンまたはコーラルピンク系」の二系統がありますから、どちらが似合うかチェックしましょう。

手の指の第一関節あたりを、ギュッと押した時に出る「指先の血色」を目安にすると、選びやすくなりますよ。マスク売り場で、どちらの系統のピンクがより馴染むか、こっそり試してみてください。

なお「白っぽいピンク」だと、日焼けやくすみが気になる肌には、浮いて見えるかもしれません。その場合は少し濃いめ(ブラウン寄り)の落ち着いたピンクを選ぶか、この後ご紹介する別の色をオススメします。

コツその3・ピンクが苦手なら「ネイビー」か「グレイ」でハンサム美人に

どうも「甘い」雰囲気がしっくり来なくて……とおっしゃる方に多いのが、目ヂカラの強いタイプ。瞳の色(全体もしくは輪郭)が濃く、マスクスタイルだと一層その眼差しのインパクトが大きくなる方ですね。

そんなあなたには、凛とした印象を作るダークカラーがお似合いです。特にお仕事モードの時は、スーツの色にもよく使われる「ネイビー」や「ミディアム~ダークグレイ」が良いでしょう。肌とのコントラストがはっきりするので、お顔の印象が間延びしません。

ただしダークカラーの中でも「ブラック」は、あまりオススメしません……というのも、黒は「何色にも染まらない」色であり、光の真逆である「暗闇」の色であるため、相手を「拒絶あるいは威嚇する」効果があるのです。

特に、最初のチェックリストで「怖いと言われる」に当てはまった人は、お気をつけて。黒以外の濃いめの色を試してみてくださいね。

コツその4・清潔感重視でいくなら王道の「白」か、爽やかな「水色」で

マスクと言えば、やっぱり清潔感のある「白」。ええ、もちろんパリッとした白いマスクは、見ていても気持ち良いですからね。た・だ・し、実はそこに落とし穴が潜んでいるのです。

鏡でよーくご自分の「白目」を見てください。その横に「白いマスク」を並べた時、もしあなたの白目が「黄ばんで見える」なら、真っ白より「ごく薄いベージュ(生成り)」の方が、爽やかな印象を与えてくれますよ。

色には「対比効果」というものがあり、より白いものが近くにあると「白じゃない」方の色みが強調されてしまうのです。マスクに限らず、白シャツでも同じことが言えるので、洋服選びにも応用できますね。

生成り色のマスクが見つけにくい、あるいは抵抗があるという場合は、同じく爽やかな印象を与える「水色」はいかがでしょう。コツ2でご紹介した「血色の見分け方」で、オレンジがかった赤みを持つタイプには、空色やラベンダー系ではなく「ミント系」や「ターコイズ系」の水色の方が、肌に馴染むはずです。

どちらのカラーも黄みを含むため、同じく黄みを含むサーモン・コーラル系が似合う肌色とは、相性が良いんですよ。ピンク選びのコツと同様に、白浮きするなと感じたら、少し濃いめの水色を選んでみましょう。

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いかがでしたか? たかがマスク、されどマスク。4つのコツからピンと来るものを選んで、あなたも今日から「マスクひとつで手抜き美人」ライフを、ぜひ謳歌してみてくださいね!

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