color sense up introduction | ++カラーセンスアップ入門++ |
011 >> 色の連想効果・その2 色には様々なイメージがあることは既にお話しましたね。具体的な物の連想だけでなく[情熱]や[理想]など抽象的なイメージを喚起することもあります。ここでは主な色のイメージを挙げてみました。
|
||||||||||||||||||||||||
▲index >> back to home |
010 >> 色の連想効果・その1 私たちは日頃、無意識に色から様々なメッセージを受け取っています。たとえば自販機でホットコーヒーを買おうとする時、わざわざランプの[あたたかい]という文字を読んで探すでしょうか?[赤い]ランプのついた中から選んでいるのではありませんか?温度感は003でご紹介した色相とリンクします。いわゆる[暖色]と[寒色]ですね。色による[体感温度]は実に3℃違うという実験結果もあるんですよ。緑や紫系の色は、単独ではあまり温度感を感じないので[中性色]と呼ばれています。 とはいえ赤にうんと白を混ぜたベビーピンクになると、あまり[あたたかい]という感じはしません。反対に黒を混ぜてエンジ色やマルーンのような暗い赤になっても、暖かみはありますがむしろ[重い][硬い]という別の印象が強くなります。このように同じ[色相]でも004でご紹介した[明度]や[彩度]によっても色の印象は左右されるんですね。 ここに挙げた以外にも、例えば同じ[暖色]でもオレンジと赤では温度感に差があるように、色みを細かく分ければさらに印象は変化します。次回はそのあたりをお話しましょう。 |
▲index >> back to home |
009 >> 配色の基礎・その3
みなさんに質問です。左のAとBでは、どちらが春らしいと感じますか?その理由は何でしょう? このように、それぞれの色からは花や動物といった[具体的]な物や、楽しい・若々しいといった[抽象的]なイメージを連想させる効果があることが知られており、地域や性別、年令や文化的な差異に関わらず全体の約7割が一致すると言われているんですよ。配色センスの良し悪しを決める大きなポイントがココ!つまり[色の連想効果]を伝えたいテーマに応じて使い分けられるか、という点なのです。 上のBの配色は[深い・濃い]色調で[まとまり]を感じさせ、面積バランスも悪くありません。ですがその連想効果は[春らしい]というテーマから外れてしまいます。自分が好きな色だから、あるいは色同士が何となく合ってる気がするから・・そんな理由でついつい色は選びがちですが、さらに一歩進んで、その配色はどんな印象を与えるか、それは伝えたいテーマに合っているかをチェックしてみましょう! 次回はもう少し詳しく[色の連想効果]についてお話します。自分の第一印象に今イチ自信が持てない、意外なイメージに見られていてショック・・なーんて人は必見ですよん。 |
▲index >> back to home |
008 >> 配色の基礎・その2 例えばジャケットとスカート、タートルニットとパンツとブーツ・・どんな色どうしをどう[配色]するか。前回は色に[まとまり]もしくは[きわだち]を持たせて組み合わせる方法をお話しましたね。これを意識して色を選ぶだけでも、無頓着に合わせるよりは全体の印象がずいぶん整うのですが、さらに一歩進んでよりお洒落に見せるコツをお教えしましょう。 それはズバリ面積比、いわゆる[バランス]です。一番左の図を見てください。ピンクとグリーンが同面積、つまり1:1の割合になっています。これは一見安定していて良く見えるかもしれませんが、ファッションでは無難すぎてアカ抜けない印象を与えてしまいます。
こなれた印象に見せるには、半々ではなく6:4や7:3のように、
ちなみに一番右の[1:0.618]という中途半端なこの比率、実はこれが最も美しく見えると言われている[黄金比]なんですよ。 |
▲index >> back to home |
007 >> 配色の基礎・その1
配色とは異なる2色以上の組み合わせ、いわゆる[色合わせ]のことですが、どの色とどの色が[合う]のか分からなくて、迷ったことはありませんか?ファッションに限らず、インテリアやフラワーアレンジメント、テーブルコーディネート・・暮らしのあらゆるシーンで、私たちは様々な[配色]に囲まれていると言えますね。 配色パターンは大きく分類すると何かでまとめ、統一感を持たせる[まとまり]と異なる要素を加えて、変化を持たせる[きわだち]の2つに分けることができます。その[何か]を[色み]にするか[調子]にするか、全体的なバランスはどうするか・・[まとまり]を強調するのか[きわだち]を印象づけたいのか。まずはそこを手掛かりに考えてみましょう。 例えば右の図の一番上のように、一つの[色み]でまとめると簡単に統一感が生まれます。その場合、オレンジならオレンジが持つイメージ・・暖かい、親しみやすい、元気が良いなどの印象を見る人に与えます。色みがバラバラなら2番目のように[調子]を揃えると上手くまとまります。この場合は淡い、軽い、あっさりした、優しい・・といった印象が感じられますね。
今度は変化を加えてみましょう。
それ以外にも、
|
▲index >> back to home |
001 >> なぜ[似合う色][似合わない色]があるの? ふと立ち寄ったショップで見つけたきれいな色のニット、鏡の前で合わせてみたらなんだか[顔うつり]が悪くてがっかり・・なーんて経験はありませんか?せっかく好きな色を買っても、顔色が悪く見えたり、洋服ばかりが目立ってしまっては面白くないですね。でも、どうして色によって[顔うつり]が違うのでしょうか?
左のイラストを見てください。どちらが[似合って]見えますか?左の色白の女性には、ソフトなピンクが違和感なく馴染んで見えますね。もともとほんわかと優しそうな印象の彼女には、よく[似合っている]といえるでしょう。反対に肌色が濃く髪も黒っぽい右の女性には、ぼんやりした色に見えます。はっきりした印象の彼女には、もっとパキっとした鮮やかな色の方が映えるかも・・。そう考えると[似合う色]にはその人の肌や髪などの色が大きく関係しているということが分かりますね。
このように[似合う色]と[肌や瞳など本来持っている色]とは深ーい関係があるのです。ほら、よく言うでしょう?[お洒落な人は自分をよく知っている]って。まさしくその通り!なんですね。
この3点をクリアにすれば、あなたのファッションセンスは確実にアップします!・・とはいえ[色の見分けかた][色による印象の違い][色合わせによる見え方の違い]などなど、一つずつレッスンしていく必要があります。センスアップへの道は1日にしてならず!これからもよろしくおつき合いくださいね☆ |
▲index >> back to home |
(C) studio H all rights reserved. |