その奥深さ、京町家のごとし。砂の科学にズブズブどす。

ジオマンシー=京町家説

京の町家といえば、いわゆる「間口三間(げん)うなぎの寝床」つまり「入口はコンパクトだけど奥行きが深い」造りの代名詞的存在。

パッと見は簡素ですが、中に入れば「はしり」「通り庭」「座敷」「蔵」と、機能的かつ趣ある間取りがとても魅力的ですよね。整然と並ぶ「虫籠(むしこ)窓」や「格子」の造形美も見事です。

その京町家と上の写真に、何の関係が……? とお思いでしょうが、まあ聞いてください。「相変わらずこの点々にハマってんなあ」とお思いの常連さんも、まあ聞いてください。笑

この点々、アラビア語では【ilm al-raml:イル アラーム】と言いまして、直訳すると【the science of sand:砂の科学】となります。al-ramlが砂を表し、khatt al-raml[cutting the sand]という別名もあります。砂漠の砂を「切って」行うモノ、というわけですね。

その後12世紀初頭にヨーロッパに渡り、砂から「土=geo」に変化し、占いという意味のmancyが付いて【geomancy:ジオマンシー】と呼ばれるようになりました。最初の翻訳がラテン語だったので、今でもシンボルの名称はラテン語表記のものも多いです。

16種類あるシンボルは、すべて「火・風・水・土」の4元素に対応する四段構造で、それぞれの段が「奇数か偶数か」によって形と意味が変わります。奇数=陽/偶数=陰なので、東洋の易にも似ていますね。

とにかく「奇数か偶数か」さえ分かりゃいいので、コインの裏表やサイコロの目、ランダムに打った点の数や、つまんだ豆やさざれ石の数なんかでもOK。奇数なら点ひとつ(・)、偶数なら点二つ(‥)とし、4回繰り返すと上表のどれかになるハズ↑

この工程がめんどくさーい! という人は、写真にも映ってる「カード」を使うと早いです。名刺大の紙に自作しても良いですね。ジオマンシーカードは何種類か出てるので、お好みのものを探してみてください。

んでね、こんな風に「シンボルひとつ」でもサクッと占えちゃう(しかも良く当たるんですよ、これが)んですが、がんばって4つ出してもらうとね、そこからちょっとした計算(大したことないし、こういう便利なサイトもあるよ)で15(+1)シンボルからなる【シールドチャート:左】が爆誕します!

さらにさらに、このシールドチャートの1〜12番目までのシンボルをそのまま流用して、ホラリー占星術にルーツを持つ【ハウスチャート:右】まで出来ちゃう! 廊下の途中に坪庭を作り、それが灯取りや風の通り道にもなる京町家さながらの機能性!(無理矢理やなw

このシールドチャート、単に「質問への答え」だけでなく、その「背景」や「関係者の状況」「より根本的な隠されたパターン」まで分かっちゃう優れモノなのです。また16番目のシンボルを出せば「結果の結果」も見えてきます。

そこからさらにハウスチャートで「実現性の高さ」や「より細かい状況」を読み解くことが可能で、さらにはハウスチャートメインで

● 特定の日、週、月、年の運勢
● ニュースや噂の真偽
● お宝がどこに眠っているか(失せ物探しにも)
● 尋ね人(未来のパートナーも含む)の居場所
● 目標達成にかかる時間の目安 etc.

なーんてのも占えます。すごくないですか? 奥深すぎませんか?(前のめり)もうこれは「京町家」って言ってもいいよね? ね!

さらに【ジオマンシー・マジック】なる「奥座敷」もあるんですけど(守護霊が分かったりもするらしい)まだそこまでの奥義には辿り着けておりません……一応手元に資料はありますが。

興奮のあまり「さらに」を6回も乱発してしまい、京町家ならぬ皿屋敷になるところでしたが(涼しくなってください)ただの「よう分からん点々」ではないことが、少しでも伝われば幸いです。

なお昨日から、13世紀のイスラムのジオマンシーに関する研究論文(英語)を読み始めました。どこまでもズブズブと「砂の科学」にハマっとりますよ。

まずはお手軽な「1シンボル」で遊んでみてください。対面もしくはオンラインで「ジオマンシーお茶会」とかやろうかな? ご興味あればお気軽にリクエストしてくださいねー