オンライン婚活のカギを握る「あの色」、あなたは大丈夫?

オンライン婚活のカギを握る色とは?

昨年から急速に広がりつつある、zoomを使ったオンラインでの婚活パーティーやリモートお見合い。自宅にいながら多くの人と出会えるため、手軽で費用も抑えられると人気です。

慣れない場所だと緊張してしまう人も、自分の部屋だからリラックス出来るし、女性なら高いヒールを履いたり、バッグなどのコーディネートに悩まなくてすむのも嬉しいポイントでしょう。

一方で、PCやタブレット、スマホなどの「画面越し」に自分をアピールするというのは、リアルで会う時とは違う配慮も必要になってきます。

その筆頭が──画面の「色」。

え、どういうこと? と思ったあなた、もしかしたら画面の「あの色」で損しているかもしれませんよ。

と言うのも、わたしのカラーコンサルタント歴20年の中で、お客さまから「婚活にふさわしいメイクやファッションを知りたい」というご要望はあっても、「画面の色」について質問されたことは、ほとんどないからです。

もちろん、感じの良い「婚活メイク」や「お見合いファッション」もご提案しますが、オンライン婚活中の方にまずご提案するのが、

「背景の色を変えましょう」

そう、実は「画面越し」のあなたの印象を最も左右するのは、ご本人を差し置いて「背景」の色柄なのです!

特にPCやタブレットをお使いの場合、最初に目に入ってくる画面の中で「明らかにいちばん面積が広い」のが、背景部分。この最も広い色を「ベースカラー」と言い、パッと見の「印象の土台」となります。

次に面積の大きい色が「アソートカラー」、画面の中で言うと、あなたの「上半身の服の色」や「髪・肌の色」などに当たります。ベースカラーとアソートカラーの組み合わせで、ほぼ全体の第一印象が決まると思ってください。

このパッと見の第一印象、最初の数秒に受けたイメージが、その後お相手にインプットされる「あなた自身」のルックスや声、話す内容の印象にまで影響を与えてしまう……と言ったら、大げさだと思われますか?

これは「初頭効果(プライマシー・エフェクト)」と呼ばれる「最初の情報がいちばん記憶に残りやすく、その後の評価に影響を与える」心理作用の一つ。アメリカの社会心理学者、ソロモン・E・アッシュの「印象形成」実験で実証されています。

ちょっと想像してみてください。目の前のPC画面に、似たような顔立ちの

Aさん:シンプルな白い窓辺・水色のブラウス・色白・黒髪・コーラルピンクの口紅
Bさん:薄暗い書斎の本棚・紺のブラウス・色白・黒髪・コーラルピンクの口紅

といった二人が並んでいたら。まだ一言も声は発してない状態なら、パッと見の印象も「似たような」ものでしょうか? ……いいえ、かなりイメージが違うはずです。

メイクアドバイスもする立場上、大きな声では言えませんが、仮に口紅が少々似合っていなくても「それ以前」の印象が良ければ、ちょっと気になるなあ程度の話だったりするんですよね。極端に元の唇の色と異なる、強い発色のリップでなければ大丈夫。

文字だけではピンと来ないという人は、実際にご自分でzoomの背景画像を変え、「実験」してみるのをオススメします。

PCならアプリの「設定>バーチャル背景>背景画像を選択」で、スマホならミーティングに参加した状態で「詳細>背景とフィルター(またはバーチャル背景)」で試してみてください。こんなに印象が違うのか! と、驚かれることでしょう。

ちなみに「イチオシの背景」は、先ほど例に挙げたAさんのような「シンプルな白い窓辺」。白い壁面でも構いません。バーチャル背景を使いたい人は「背景 室内 白 フリー素材」で探してみると、すぐ見つかりますよ。

選ぶポイントは、ちょっと殺風景かな? と思うくらいのシンプルさ。実は皆さんが思ってらっしゃる以上に、色って「おしゃべり」なんです。例えば上記のBさんでしたら、

・薄暗い=どんより、重い、不安、あいまい
・紺=固い、生真面目、冷静沈着

のようなイメージを「勝手に」相手に伝えてしまうので要注意! もしBさんが「大人しく、あまり自分からは話さない」タイプだとしたら、第一印象の初頭効果で「気が進まないのかな?」とか「冗談が通じにくそうだな」と敬遠されてしまう可能性もあります。

なので「余計なことをしゃべらせない」ためにも、背景はなるべくシンプルに。そして画面全体が明るく見えるよう、逆光にならない位置にセッティングしたり、小型のライトを追加するのも効果的です。眼鏡を掛けている人は、レンズにライトが映り込まないようお気をつけて。ライトの色は、青白くも黄色くもない「自然な白色光」が良いでしょう。

洋服は基本、上半身しか映りませんので、「胸から上」の色やデザインを重視して。背景が「自室(風)」なのであれば、いかにも装いました! というような華やかすぎるスタイルは、悪目立ちする恐れが。リボンタイのブラウスなど、顔の近くに適度にデザイン性があって、自宅でも違和感のない服装がオススメです。

これからの季節は、爽やかに見える「パステルカラー」が好感度を上げてくれます。白い背景の前だと「寂しい」あるいは「ぼやける」と感じる色は、あなたには淡すぎる可能性が。もう少し色みのあるものを選びましょう。

背景同様、服の色も「おしゃべり」しますから、相手に伝えたいイメージを手がかりに決めるのも良いですね。一般的に、

イエローまたはオレンジ系=明るく快活、親しみやすい
ピンクまたはラベンダー系=優しい、柔らかい、女性らしい
グリーン系=リラックス、自然な、穏やかな
ブルー系=誠実な、きちんとした、涼しげな

といった印象を与え、パステルカラー全般に「軽やか、爽やか、優しい」イメージがあります。同じ色みでもビビッドな発色だと「派手」に見えたり、またパステルでも少量の黒と組み合わせると「シャープでキリリ」とした印象になりますよ。

いずれにしても、いちばん影響力が大きいのは「画面でいちばん広い色」。背景と照明の明るさが、あなたのパッと見の印象を左右し、もしかしたら今後の人生も左右するかもしれません。ぜひこの機会に見直してみてくださいね!

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